2020年08月18日

とまれみよ販売所 タキ5300 コンバージョンパーツ

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ポポンデッタ(カワイ)製、ホキ5700の足回りを利用して、タキ5300セメント専用タンク車を作成するためのパーツセットです。

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「塗装済み作例です:社名社紋は各自研究工夫してください」

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「梯子とハッチ周り」


<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 

壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。

洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。

塗装前にプライマーなどで下地処理を行い、接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
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製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp

1パッケージでタキ53001両分のパーツが入っています。おまけで車両表記類のデカールを同封していますが、社紋社名は入っていませんので、各自研究工夫してください。

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<パーツそれぞれの紹介>

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「同封パーツ」

タンク体とタンク底面、側梁再現パーツX2個とデカールが入っています。

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「タンク体裏面」
3D出力時のサポート痕がありますので、紙やすりなどで平になるように削ってください。

なお、タンク底面パーツのサポート痕は、タンク体内部に入ってしまうため特に処理をする必要はありません。

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タンク体側面には多少の積層痕があります。気になるようでしたら紙やすりで撫でてやると良いと思いますが、作例では特に何の処理もせずそのまま塗装してしまいました。

梯子やハッチのハンドルはとても折れやすいので注意して扱ってください。

※2022/6/24
梯子を別パーツ化しました。
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<組立方法>

※写真は未塗装で組み立てていますが、組立は塗装後に行う方が良さそうです。

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「タンク底面の取り付け」

タンク底面の両端にある爪をタンク体裏面の穴に入れます。

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「固いようでしたら爪を軽く削ってください」

何度も組んだり外したりをすると、爪や穴の部分が欠けてしまいます。欠けてしまったり嵌まりが緩いようでしたらゴム系接着剤などで固定してください。

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「梯子取付」
梯子はランボードの切り欠き部分へゴム系接着剤で取り付けてください。


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「ホキ5700の台枠加工」

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「不要部分を切り取ります」

左の台枠が未加工、右が不要部分削除後です。

側面の向かって左側から手すり、常備駅表記板、車番表記板はすっかり切り取ってしまいます。「形式 ホキ5700」と書いてある板のみ、その形式名の部分だけをニッパーで切り取り、検査表入れの部分は残るようにしています。

ホキ5700のホッパ受け台は、作例はニッパーで雑に切り取ったので床面に穴が開いてしまいました。小さい穴だったらちょうどタンク取付足が来るので隠れたのですが・・・(と言いながら直してません(笑))

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「ねじ止め出来ます」

足回りとタンク体は元の取付ねじをそのまま流用して固定できるようにしておきました。

※きつく締め過ぎるとねじ穴が割れてねじ止め出来なくなるので注意してください。


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「組立完了」

側梁再現パーツを塗装してからゴム系接着剤で側梁に貼り付けてください。

車体はプライマー塗装後、セミグロスブラックで塗装を行い、車番デカールを貼り付けてクリアコーティングを行いました。
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「このデカールを同封しています」


なお、所有社の社紋社名は同封できませんが、私は以下のような画像を作成しデカールを作りました。

みなさんもこちらのページなどを参考画像を作成してシール紙へ印刷するなど各自研究工夫してください。

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「黒地のこんなシールを作ると、そのまま使えるかもしれませんね」

<作例紹介>

タキ5300は昭和39年から作成された35t積みセメント専用タンク車です。タキ5300〜5333までの34両が秩父セメント所有で、昭和62年に全廃されるまでに、武川や三ヶ尻常備として各地の秩父セメントストックポイントまでホキ5700やタキ12200、タキ1900に混ざって運用されました。

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「KATOのホキ5700と連結すると、背の高さの違うデコボコ編成を楽しむことが出来ます」


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「秩父はデキ500もOK」

運用先は多岐に渡るため、牽引機は秩父鉄道の機関車はデキ500までの全種類はもちろんの事、国鉄の電機や羽生から東武鉄道に継承され隅田川まで運用されているため、東武の電機でも似合います。

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「東武のヨと連結もしてました」

という事で、みなさんのセメント貨車ライフに色どりを添えるタキ5300いかがでしょうか。

KATOのホキ5700のお陰で出番が少なくなってしまったカワイのホキ5700を上手く転用できますよ。

<参考文献>
・RM149号(1996) 吉岡⼼平「カマボコ形タンク⾞のすべて・私有貨⾞セミナー第31回」
・ジョージ渋沢のブログ 「セメント車 ホッパー車 その他
・ジョージ渋沢のブログ 「チチブセメント私有貨車
・ジョージ渋沢のブログ 「チチブセメント私有貨車その2
・こてはし鉄道日記   「東武線を走った貨車!! タキ5300
・wikipedia      「国鉄タキ5300形貨車
posted by つかさ at 19:20 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2020年08月15日

東武850型を作る16 LED方向幕とライト点灯化

一時期落ち着いたと思ったコロナの勢いがこのところ増していますね。東京都在住で遠出自粛が要請されており、家にいるしかないのですが、仕事の山場がやってきてお盆休みも無く出勤でした。(仕事はとりあえずひと山越したかな?)

という事で、仕事などのストレス解消には鉄道模型作成です。没頭すれば嫌なことも忘れてスッキリなのです!


まずは方向幕とドアステッカーなどを作りました。

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「ドットを解析してExcelで作ります」

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「シール紙に印刷して貼り付け」

黒地にそのままのトレスしてドットを描くと、小さすぎるシールでは字が潰れてきれいに発色せず、字が良く見えるように小細工をしないとダメでした。

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「前面もこの通り」

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「ドアステッカー等」

Nゲージでは一般的になったドアステッカーを再現するインレタ。サイズの大きいHOでやらないのは寂しいので、真横から撮影した画像から実物ステッカーを画像から抜き出し、シール紙に印刷してステッカーを作りました。

続いて室内灯づくりです。

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「テープLEDを使います」

接点にブリッジダイオードをはんだ付けし、リード線を伸ばしてその先に銅箔テープをはんだ付けします。

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「こんな具合に設置」

LEDもテープ、銅箔もテープなので車内への取り付けは貼るだけ簡単です。

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「点灯確認」 

接点に9V電池を接続してライト点灯試験もOK!

この後は難関のヘッド&テールライトです。

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「ライト基板を作りました」

1608チップLEDをはんだ付けCRDとダイオードで接続してライト基板を作りました。電気の+−向きと点灯するLEDをちゃんと考えないと、前進したら尾灯が点いちゃいます。 

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「そしてライトケース」

プラ板を切った貼ったで作ろうと思っていましたが、ライト開口部を正確に作る為に3Dで造形しました。

最後に台車〜床板〜車体へ通電加工を施します。 

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「銅箔テープで通電」

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「T台車集電板」
アルモデルの集電板を使って両軸集電にしています。台車から車体へはプラ完成品のようにバネなどで通電させたかったのですが、色々検討の結果この形に落ち着きました。

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「床下機器取付」

床下機器を取り付けて車体と合体させると、車端部で折り返した銅箔テープが車体側の銅箔テープと接触し、車体へ通電するようになります。

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「モハ850-1」

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「モハ850-2」

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「クハ850-3」

室内灯もバッチリ点灯してカッコよくなりました。それと共に車内が良く見えてしまう!

こりゃ椅子もちゃんとつけないとカッコが付かないですね〜なんだかこんなことばかりやっていて、いつまでもやる事が増えて終わる気がしません(笑)
posted by つかさ at 22:43 | Comment(0) | [HO]東武850