2020年09月22日

とまれみよ販売所 MUG-JUMP

販売サイトはこちらから。


このキットは、HOゲージ等向けのネオジム磁石で接続し通電出来るジャンパ線を作成するキットです。
内容物は以下になります。

  • ジャンパ線土台−−−−−−−−−−−−−−−−−12個 +予備
  • ネオジム磁石(直径2mm 厚1mm)−−−−48個 +予備
  • (オヤイデ)AWG36 超極細被覆電線
  • 銅箔テープ

ネオジム磁石はジャンパ線1つに4個とその車体受け側4個、これが6ジャンパ線分で48個です。

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ジャンパ線土台のみ3Dプリンタ出力品でその他の材料は市販品です。

  • ジャンパ線土台−−−−−−−−−−−−−−−−−30個のみ

電線やネオジム磁石、銅箔テープを自分で買うよという方はこちらをどうぞ。
土台以外の材料は全てAmazonや通販で購入可能です。


<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 

壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。

洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。

塗装前にプライマーなどで下地処理を行い、接着はゴム系接着材などをご利用ください。

極細電線を利用しているため、電気容量には十分注意して使用してください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
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製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp

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<組立方法>

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「土台取り出し」

サポートから土台をちぎり取り、側面に開いている3つの穴はそのままでは狭いため0.6mmドリルで開口してください。

土台のサイズは7mmX3mm 高さ2mmです。

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「ジャンパ線切り出し」

今回の作例は3cmで作っており、電線は通常長さ3cmで切り出す想定で封入しています。
電線は長めに入れていますが、足りない際はオヤイデ電気さんから直接購入してください。

自分の作りたい長さに合わせて切り出した電線は、正確に同じ長さで切り出すと弛みの無いきれいなジャンパ線になります。

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「銅箔を蓋状に被せて」

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「電線をはんだ付け」

磁石を入れる穴と側面に掛かるように銅箔テープを切り出し、側面に貼り付けたら電線をはんだ付けします。

はんだ付けは30wなどの小型半田で手早く行うのがキモです。

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「3か所全部はんだ付けしました」

磁石の蓋部分に半分切れ込みを入れているのは、隣り合う磁石がくっついてしまうため、ひとつずつ封を出来るようにするためです。

※磁石は熱に弱いため、必ずはんだ付けが終わってから磁石を入れてください。半田の熱でも磁力はかなり弱くなってしまいます。


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「磁石を封入します」

磁石の向きは、車体側の磁石の向きやひとつ基準のジャンパ線を作りそれに合わせるなど、工夫して向きが揃うように封入します。

(私が作った際は作ったジャンパ線がどこでも使えるように、結構気を使って向きを揃えて作りました。ひとつ基準を決めて揃えれば結構簡単です。)

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「片側に磁石を入れ蓋をします」

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「完成」

これでジャンパ線が完成しました。曲がりクセが付くようにやさしく形を整えます。


<車体側加工例>

車体側は色々な方法で受け側と通電部を作ることが出来ます。たとえば車体側はネジを埋めて磁石が付くようにしても良いと思います。

ここでは私の作例を参考までに紹介します。

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「磁石取付穴」

磁石は受け側用にも使える数を封入しています。床板に2mmの穴を開けて磁石を埋めます。

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「磁石はめ込み」

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「車体通電部」

受け側はカプトンテープで絶縁した上に銅箔テープを貼り付けて回路にしてみました。磁石で銅箔同士が接触して通電が確保されます。

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「これで完成!!」

posted by つかさ at 00:00 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2020年09月18日

東武850型を作る18 車端配管

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「3D CADの画像です」

今年のコロナが始まってからいじり始めた3D CADですが、こんな空間に浮いている配管もサクサクっと作れるようになりました。こうなると色々な世のパーツに無いものが作りたくなってきます。

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「3Dプリント出力」

こんな大きさですがしっかり形が出ています。

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「仮取付」

なかなかいい感じです。大きさなどを調整して最終形を出力し、色を塗って仕上げます。

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「コックの色指しが映えます」

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「完成!」

と思いきや、先頭部分の垂れたゴム管が短くて気になったため作り直しをしました。

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「ゴム管部分の長さを伸ばしました」

長くなって本当にぶらーんと付いているだけなので、強度的にはかなり危ういです。

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「車体へ取付」

ぶらーんとなっている部分はスカートの内側へ固定して強度的に安定させることが出来ました。

これでほぼすべての加工が完了です。

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「最後に忘れていたパンタホーン色指し」

パンタのホーンに黄色を入れて本当に完成になりました。さっきから完成完成言っていますが、気になって後から手を加えたりすることが続いています。

でも、これで一先ず完成と言えるところまでは進めました。年末から始めて10か月弱掛かりました、長かったですね〜


そうそう、それとウェザリングをするかどうか・・・フィニッシュワークとしてはやりたいのですが、失敗が怖くて先に進めません。

posted by つかさ at 22:53 | Comment(0) | [HO]東武850

2020年09月03日

東武850型を作る17 座席を作る

とまれみよ販売所の品々はお陰様でご好評を頂けており、このところは頒布のための作業がひと段落したら、こっちの東武850型を進めるという息抜きにやってる感じになってきました(笑)

思えば3Dプリンタが自宅に届いたのがちょうど2か月前の7月頭だったのですが、それからというもの目が回るほどの速さで自分の模型作りに革新が進んでいる気がします。


そんな中で、前回までで室内灯が灯りやっぱ椅子はいるよねぇとなったため、やっぱり3Dプリンタの出番となりました。

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「座席パーツの出力」

目玉はやっぱり手すりですね。座席の丸みもこだわりましたが、Rを組み合わせてそれっぽい断面を作るだけなので簡単に再現出来ました。

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「手すり取付」

椅子の側面に切り欠きを作り、手すりの基礎が嵌まるようにしています。椅子とくっつけるとまるで蹴込部分から手すりが生えているように見え、してやったりです。

また、手すりと椅子を分けたのは、手すりの出力不良が多いだろうなと思ったからでした。

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「手すり量産試作」

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「椅子も量産」

手すりは出力中に歪まないよう内部に薄い膜状の補強を入れていますが、それでまだ歩留まりが良くなりませんでした。

色々試したものの頒布するほど安定した出力は得られず、自分の分は足りる程度出来上がった時点で一先ず先に進むことに(という事で、このパーツは頒布の予定は今のところ無しです。が、ご要望があれば検討します。)

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「塗りました」
色は手持ちで余ってた湘南色の緑に白や黄色を適当に混ぜたら、それっぽい色に出来ました。ホント適当なので同じの作れとなっても再現できません(笑)

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「浮かび上がる座席」

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「視界に立ちはだかる手すり群」

なんともイイ感じです!もうこうなると台車センターピンも邪魔になるし、何とかしたくなりますね。やらないけど。


あと、お客さんが一人も乗ってないので回送状態です。でも、キリが無いのでそこまで手を出すのはやめておきます・・・


posted by つかさ at 22:14 | Comment(0) | [HO]東武850