年末最後の投稿は西武101のライト点灯化です。
点灯化自体は出来ていたのですが、細かいところの調整を続けて今年の模型収めも西武101系の工作となりました。
「専用ライトケース」
2020年導入以来お決まりとなった3Dプリンタパーツです。上の写真としたのモデル形が若干違いますね。
「最終設計モデル」
ライトケースは1608チップLEDがハメられる穴を開けた裏蓋を差し込む事で、ライトの位置合わせが出来るようになっています。
設計し出力しあてがってみては設計し直し、LEDハメて光らせては設計から見直し、結局take6ぐらいでOKになりました。3Dだから簡単だろって思われがちだけど、意外とこの繰り返しで完成度を高めるのが大変だったりします。
「ちょうど抜けているのが確認できます」
「LED組込後点灯試験」
LEDも専用基板を外注しちゃえばキレイに収まるはずなのですが、やり方をじっくり学ぶのが面倒になって、いつもの空中配線で作ってしまいました。来年は専用基板にチャレンジしたいですね。
「前照灯用ライトケース」
こっちは再設計なしに簡単に出来ました。簡単だろって思われがちですが、結局のところ作り直しが無ければ簡単です(笑)
「点灯確認」
申し分なしです。ライトリムパーツもいい感じですね。
「通電加工」
床板に銅箔テープを貼って、ボルスタも3D出力したものに真鍮線を差し込んで両軸集電としました。
「ゴテゴテ」
あんまり見た目良くないですが、組み込んじゃえば見えないので良しとしました。将来の連結用にライトスイッチを搭載しています。
それでは点灯試験です。
「前進」
「後進」
室内等は庄龍鉄道さんのグランライトHOを使いました。低い電圧でも安定して点灯する使いやすいテープLEDです。
「左:前進、右:後進」
急行灯もバッチリ点灯しています。(ちなみに反対のクハは普通 西武新宿なので急行灯は点きません)後進時は乗務員室灯が点くようにしたので、それもまたいい感じに出来ました。
乗務員室灯はクハ用にグランライトの長さを調整した切れ端を組み込めるか遊びでやってみたら、思いのほか上手くいったものでタナボタです。
これで一通りライト点灯化が終わりました。最後に各種インレタを貼ります。
「ドアインレタ」
Nゲージでもこれを入れると生き生きといい感じになるため、HOでも同様にドアインレタを貼りました。
「シルバーシートマーク」
懐かしいマークですね、これもインレタを貼り付け。窓のところは見えづらいですがこれも雰囲気が良くなります。
「最後の微調整」
試運転をしたところ、付属のプレーン軸受けに集電線を当てると、とにかく転がりが重くて走りが良くありません。そこでこの期に及んでピポッド軸に変更、ボルスタも結局何回作り直したか分からないくらい再修正の連続を経て、ようやく普通に走るFS372となりました。
「完成!」
ということで、2021年最後の落成はこのzug製 西武新101系 新宿線4連となりました。
最後にコロナはまだまだ落ち着かないですが、皆様よいお年をお迎えください。