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「写真左がA、右がB」
このキットはTOMIX製 HO-737 タキ1900形キットAを用いて、三岐鉄道東藤原を拠点とした小野田セメント、太平洋セメント所有タイプを作るためのパーツセットです。
<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
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製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。
info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp
<タキ1900 東藤原タイプ AとBの違い>
タイプAとタイプBは形態違いで、車番は
タイプA:タキ71986〜タキ71999、タキ81900〜81925 の 40両(川崎製)
タイプB:タキ112452〜タキ112474 の 23両(日車製)
が該当します。
「タイプA タキ81905」
「タイプB タキ112459」
細かい形態差は沢山ありますが、ひとまず大きな形態差は、
1.ランボード上の手すりの長い側が A:4ブロック、B:5ブロック
2.小型ハッチの形態 A:Tomix製品そのまま利用、B:専用ハッチ
3.タンク台形態 A:小型タンク台(Tomix製品そのまま)、B:大型タンク台
4.エアスライド用配管 A:専用配管パーツ付属、B:Tomix製品そのまま利用
5.デッキ手すり形状(非ハンドブレーキ側)
などがあります。
「写真左がA、右がB」
「エアスライド配管周り 左:A 、右:B」
タンク体から伸びて台枠に繋がっている管がタイプAの特徴となるエアスライドへ空気を送る配管です。
また、A,Bそれぞれの中でも形態差がありますが、それは後述。
<タキ1900 東藤原タイプA 2両セット内容>
<TR225 別売り2両分>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
TR225は太平洋セメント所有車を再現する際に必要なパーツです。
TOMIX製TR41の台車枠をこのパーツと差し替えるだけでTR225を再現できます。
また、応加重弁も付属します。
「TR225のセット内容」
セット内容は台車枠2両分8個+予備、応加重弁が2両分2個+予備です。<タキ1900 東藤原タイプ 組立て方>
組立て方は長くなってしまったのでページを分けました。 下記リンク先のページを確認してください。
<タキ1900 東藤原タイプ 完成写真>
〇東藤原タイプA
「タイプA 太平洋セメント」
「タイプA 太平洋セメント 上から」
社名板を太平洋セメントにする際は、セット付属の大型社名板を用いて、台車は別売りのTR225にします。
「タイプA 小野田セメント」
小野田セメント時代は台車をタキ1900キット付属のTR41(板バネ)にします。社紋社名板もキット付属のものを用いますが、社名板は少し長いため、梯子に干渉しないように右側をカットしてください。
「タイプB 太平洋セメント」
「タイプB 太平洋セメント 上から」
こちらも社名板を太平洋セメントにする際は、セット付属の大型社名板を用いて、台車は別売りのTR225にします。
「タイプB 小野田セメント」
小野田セメント時代は台車をタキ1900キット付属のTR41E(コイルバネ)にします。社紋社名板もキット付属のものを用いますが、社名板は少し長いため、梯子に干渉しないように右側をカットしてください。
〇タイプAとタイプB
冒頭に乗せたタイプAとタイプBの並びです。みなさんは違いを見分けることが出来るようになりましたか?
ちなみに私は以前からたくさんの太平洋セメントタキを撮っていましたが、これを作り始めるまで違いを正確に把握できていませんでした。ホント細かい違いですよね〜
ということで、最後はタイプAとBのプロトタイプとなった実車写真を更に同タイプ内での形態差と合わせてご紹介します。
<東藤原タイプA プロトタイプ実車写真>
その前に、東藤原のタキ1900はハッチから伸びる配管が編成で必ず同じ側に揃い、
JR富田から見える側の向かって右側だけに配管がきます。(反対サイドにはありません)
これを覚えておかないと、更に細かい形態差を把握するのが難しくなるので、しっかりと押さえておいてください。
「タイプA タキ71986 2019/6 富田」
このタイプでの最若番です。よく見ると他車と比べ「形式タキ1900」の文字の位置が高いです。
「タイプA タキ81905 2018/10 富田」
上のタキ71986と同形で形態差はありません。
「タイプA タキ81900 2008/10 場所どこだっけ?」
これも上の2両と同形で形態差はありません。が、比較するとハッチから伸びる配管が見えません。
つまりこの写真は富田から見えるサイドとは逆サイドを撮っており、こちらはハッチからの配管が無い側です。
「タイプA タキ81925 2019/6 富田」
1枚目のタキ71986と同じ場所で撮っていますが、タイプAの中でも少数(たぶん3,4両?)の形態差です。
よく見ると車体全体の向きが前3両とは反対なので、車体を同じ向きにするとハッチからの配管が逆に出ることになります。
(ハッチのハンドルの位置、ブレーキハンドル手すりの位置などで分かります)
ただ、前述の通りハッチからの配管は全車同じサイドへ出るため、車体の向きが逆となります。
<東藤原タイプB プロトタイプ実車写真>
「タイプB タキ112459 2018/10 富田」
タイプBをすんなり組むと、この写真と同じ112456〜112474までの20両を作ることが出来ます。
それはつまりどういうことかというと・・・
「タイプB タキ112455 2019/1 富田」
この写真と同じタキ112452〜112455までの4両は上の写真に示すタイプとは若干異なるのです。
ほんと些細な差ですが、ハッチから伸びる配管が曲がる位置が違います(笑)
この4両を作るにはタイプAの配管の余りを用いてください。
「タイプB タキ112455 2006/8 東藤原」
小野田セメント表記時代の写真で、富田とは逆サイドです(ハッチの配管が無い側です)。
台車もTR225への振り替えが始まっていないので、元のTR41Eです。
「タイプB タキ112471 2019/1 富田」
これは1枚目と同じ形態です。
「タイプB タキ112471 2019/6 富田」
これも1枚目と同じ形態。当時これをHOで作るなんて露程も思っていなかったため、こういう真横からの写真ってあんまり撮ってないんですよね。
たまたまあった1枚が非常に役に立ちました。
<タキ1900東藤原タイプ ギャラリー>
「左からタイプB タキ112468、タイプB 112464、タイプA タキ81909 2008/10」
社名板が太平洋セメントへ変わり始めた頃で丸い社紋板の跡が見えます。
またタイプBの2両はTR225へ振り替えられておらず、タキ81909のみTR225になっています。
「坂祝 2007/2」
上の2008年と異なり2007年は小野田セメント時代のものです。CT車と混結での小編成はいいですね。
「東藤原 2005/10」
「東藤原 2005/10」
「末広橋梁 2005/10」
「坂祝 2007/2」
「富田 2018/10」
タキ1900が8両と再現しやすい編成です。
「富田 2019/7」
DD51もDF200へと置き換わりました。
参考文献 RailMagazine339 2011年12月 プロフェッサー吉岡の貨車研究室 第52回 吉岡心平 著
RailMagazine362 2013年11月 プロフェッサー吉岡の貨車研究室 第75回 吉岡心平 著
RailMagazine362 2013年11月 プロフェッサー吉岡の貨車研究室 第75回 吉岡心平 著