前回の続きは、ウラジオストクで一晩明かして唯一の1日観光出来る2日目です。
「ホテルからの眺め」
ホテルの裏側にはウラジオストク市民の生活が間近にありました。建物も公園もソ連時代のものなんだろうなぁ何て思いながら、いかにもロシア的風景が素敵です。
朝食を済ませたら早速観光へ向かいます。が、この日は気温5度!折からの低気圧接近で日本でも大雨予想があり、日本海を挟んだウラジオストクでもその天候は同様でした。
「黒澤映画 デルス・ウザーラの舞台」
アルセーニエフというロシア人探検家と先住民狩人のデルス・ウザーラとのエピソードを映画にした「デルス・ウザーラ」その舞台となったアルセーニエフの住んだ家が記念館となっており、映画を事前に見ておりもちろん行く気満々で来たのでしたが、なんと休館とのこと!
ここまで物凄い暴風雨の中なんとかやってきたのに、すでにここで心が折れ掛けます。やっとの思いでたどり着いたのに・・・
しかし観光できる日は今日しかありません(翌日は朝食後、即帰国)とりあえずウラジオストク駅へ向かってみようとなりました。
「ウラジオストク駅」
写真に写る車の水しぶきが天気の悪さを物語ります。歩いて15分もしないくらいでしたが、何しろ台風の中を歩いている状態です。傘もさすことが出来ず、でも現地人は皆傘をささないで濡れるに任せてあるいているので、自分たちも最低限のウインドブレーカーを被りなんとか駅までたどり着きました。
「駅はセキュリティチェックあり」
扉を開けるとすぐコレなのでひるんでしまいますが、変なもの持っていなけりゃ何てこと無く中へ入れてくれます。見学だけでもオーケーでした。
早速ホームへ降りて撮り鉄を・・・
「走り去る客レ」
「行ってしまいました」
さあ撮るぞ!と思ったら出て行ってしまいました。よく見ると全部荷物列車のようです。
「シベリア鉄道のプレート?」
駅に掲げられていました。
「駅に留置中の3連車体電気機関車」
日本式に言うとEHに+4軸でELでしょうか。カッコイイですね~
「これまた留置中の客車」
3両だけ置き去りになっていたニモレ。車内は暖房を焚いているのか石炭を燃やす香りが漂ってきました。
となりの緑の車両といいイイ感じなのですが、これを撮っていたら老齢の警備員?に「ノー」と一言言われてしまったので、スゴスゴと退散。
「エレクトリーチカ」
ひと駅だけでも電車に乗ろうかとか考えていたのですが、寒さと強烈な悪天候に家族みんな心が折れて、いったんホテルに戻り出直す事にしました。
「駅前のレーニン像」
「駅前のスーパー」
「スーパーのお惣菜コーナー」
写真を撮っていたら強面の店員のお姉さんに「ノーphoto!」と怒られてしまいました。観光客に最低限の英語で注意してくれるようです。しかし怒られっぱなし(笑)
でも、ここでお惣菜を買い込んでお昼ご飯にしたのですが、身振り手振りで何とか買うときにはその店員さんも親身に色々教えてくれようとしたりして、ロシア人店員は基本的に愛想無いのですが、話しかけると実に優しい人が多い印象でした。
そんな訳で冷え切った体を回復させるために、とりあえずホテルへ戻って2日目前半戦は終了~