フィリピンに出張する機会を得て、しかも土曜の帰国日はマニラ泊で14時発の飛行機。となれば観光でもと思って調べるも、マニラ市内は何があるのか皆目見当つかず・・・
と思ってホテル近辺をマップで調べてたら少し歩いたところにフィリピン国鉄(PNR)が走っているじゃないですか!
下調べして203系が機関車に牽引されていると知ってしまえば、車内はちょっと怖いから乗らずとも見るだけでも行くしかない!となり、前日夜に懇親会をしつつも(しかもボッタクられるハプニング)朝はちゃんと7時に起きて暑くなる前に線路へ向かって歩き出したのでした。
ちなみにフィリピンは初めての訪問です。
「朝のマニラ裏通り」
生活感ありすぎる地区なので明らかに場違い感があり、慣れていないので居心地の悪さしかありません。
「線路沿いの通り」
ここも裏路地って感じです。ジプニーがいっぱい停まっているので運転手が多く住む地区なんですかね?それにしても隣を流れるドブ川の臭い事…
クッセェなーと心が折れそうになったとき、遠くからけたたましい汽笛の音が!!
熱い!!これは熱すぎる!!ディーゼル機に引かれた203系!
これを見て俄然スイッチが入り、意気勇んで駅へと急ぎます。
「駅に着きました」
駅周辺や線路の様子を数枚撮っていると、何やら警備員が手招き…ヤベェと思いつつ下手な英語で「Only photo」って適当に言い訳してみるも「PNRパーミッションもにょもにょ・・・」要は許可取ってんのかみたいなこと言われましてもあるはずねぇよ言い返せねぇよ(泣
ってところで、心が折れてとぼとぼとホテルへと歩き始めました。
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が、ここまで来てまともに撮れないってなぁー今戻っても飛行機まで時間あるし。
だったら乗ってやるよ、乗るんだからホームに居たって文句無いだろ!乗るの怖いけど!!
意を決し踵を返し駅に戻り
「きっぷ買っちゃいました」
隣駅までのきっぷくれ!と言ったらこれが出てきました。あれ?ネットで調べた事前情報より高くない?(またも)ボッタクられた??と思いつつも日本円にして30円なので深く考えないことに。
「駅で少し待ちます」
ちなみに、警備員から目立たないようにちょっと遠くで待っています(笑)
そうこうしていると汽笛の音が。反対から何かがやってきました。
「おお!!!キハ35!!」
やってきたのはキハ35→関東鉄道キハ350でした。203系だけでなくこっちまで見れるとは!!俄然高まります。
カッコイイ!!まさかフィリピンで走るキハ35に再開出来るとは!
「言葉になりません」
「網は付いたがキハ35」
「床下機器も大きく変化無さそう」
網の下に覗く水色の車体って、関鉄で水色になったあの色ですかね?などと興奮するも、すっかり冷めやるくらい45分以上待ってやっと自分の乗る方面の列車が来ました。
「キラリと光るヘッドライト」
撮ってるすがたを警備員に見つかりました。ヤベェしかもこっち来る!と思ってドキドキしているもそのまま通過してもう少し先で立って列車を待っている様子
警備員にいちゃもん付けられないように目立たないようにスマホで入線を撮影。そのあと乗り込もうとしたら、そこが実は女性専用車でお前こっち乗るなよと指示してくれるためにこっちに近づいてきただけみたいでした。
とりあえず空いてそうな場所を選びいよいよ乗車、車内でトラブルに巻き込まれないか心臓は緊張でバクバクです。(もちろん平気だったんですけどね、初めてなので何しろ全てが訳分からないんで・・・)
「乗りました」
乗ってみれば見覚えのある車内でなんだか落ち着きます(笑)ゆっくりと揺られながらのたったひと駅の旅をしました。
そして無事一駅乗って降車
最後尾の車両がパンタ付きで「えっ?クモハあったっけ??」と振り返ると中間車(笑)なんとも大胆な使い方ですね。
「やり切ったぜ・・・」
「ここからホテルまでは歩ける距離です」
乗る想定をしていなかったけど、勢いで乗ってしまったフィリピンの203系。これで感覚は掴めたので、次は終点まで行ってみたいところです。(と言ってもフィリピン出張もめったに無いだろうけど)
「最後にTimeTableとFareRate」
初乗り15pなのでボッタクられた訳では無いとわかり一安心でした。
帰国してから色々調べると、ガンガン乗って撮ってをしてる方が当たり前ですがいるんですね〜もう少しちゃんと調べて次は頑張りたいところです。(でもパーミッションは・・・どうすりゃいいんですかね)
運賃とか時刻はネットやブログの情報が古いときも多く自分の目で確かめるのが一番です。