北陸富山のエキスプレス用クーラーもこちらのページをご覧ください。
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KATO 10-1207 西武鉄道5000系「レッドアロー」のクーラーを製品付属の初期型(FTUR375-203A)から置き換える製品です。元のクーラーを取り外し、そのまま取付られるように裏面に同じ大きさのボスが付いています。
<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
塗装前にプライマーで下地処理を行い、接着はゴム系接着材などをご利用ください。
(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
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製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。
info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp
という事でさっそく取付に向けて作業を開始します。
まず初めに裏面を見ると一つだけ矢印⇒がモールドされています。
これはクハ5500の偶数車(6号車)に取り付ける用のもので、ほかの5個とはランボードの足の向きが異なりますので注意してください。
また、裏面とルーバーの無い側のランボード側面はサポートが付く部分なので痕が取付に邪魔にならない程度にヤスリなどで後処理をしてください。
「ランボード端面をヤスリます」
また、ランボードの間にわたっている棒は出力時の補強で必要ありませんのでニッパーなどで切り落としてください。
水洗い光造形レジンは紫外線で硬化する樹脂です。出荷前に洗浄と2次硬化を済ませていますので、直射日光は避けて保管してください。
塗装前に再度水洗いが必要な場合は、水に浸けることはせず流水で洗い(中性洗剤は可能)、水洗いレジンは水を吸う性質があるため念のため1日以上日陰干しをして完全に乾燥させてください。
プライマー(作例ではミッチャクロンマルチプライマーですが、ほかのものでも可)を吹いてから、GMの9番ねずみ色1号で塗装しました。
「塗装済み状態」
塗装が終われば、元のクーラーを外して乗せ換えるだけです。
「最後は新旧クーラーの比較」
※ランボード無し製品について
造形出力中にランボードがきれいに造形されなかったため、ランボードを切り取っただけのものです。
ランボードの接触部をきれいにやすりで整えてからご利用ください。
ランボードはBONAから発売してる私鉄用クーラーランボードなどを各自工夫の上、再現してください。
最後に西武5000系のクーラー変遷です。
大まかには4連が6連に組成変更後、S58年前後を境に4連がFTUR375-203Cへ交換され、追って増結分のモハ5050番台へも交換。しかし一部編成(5511F)は元からFTUR375-203Cで増備された代わりに、この製品とは異なる形態のランボードが取り付けられています。
また、203Aから203Cへの交換も編成によっては一部だけ203Aが残るなど、実態は交換時期がまちまちだったようです。
ベンチレータ取付時期はクーラー交換時期とは時期が異なるため、時期によってはクーラーは203Cながらベンチレーター無し、換気扇も無しの頃もあるため、このクーラーに交換するだけでも楽しむことが出来ます。
詳しい形態変遷は、下記を参考に各自研究工夫のこと(お約束。というか、下手に言及出来ない沼感があるため)
参考文献
鉄道ピクトリアル560号 1992年5月臨時増刊<特集 西武鉄道> p.264-265
西武5000系:ポレポレ日記N
在庫補充までもうしばらくお待ちください。