という事で、3日目のお昼を食べたら余裕を持ちつつホテルへ移動。
ここで地下鉄で空港まで行けば簡単間違い無しなのですが、やっぱり色気を出して中国国鉄に乗り隣の咸陽へ行き、そこからタクシーで移動する算段です。
「西安駅に着きました」
自分の乗るK1131次は16:52発 第四待合室との案内が出ているので、案内に従い候車室へ。
ずんずんと駅の奥へ進むと、キレイな西安の街と比べてなんだか空気もドンヨリしてるような、重苦しい雰囲気の待合室…
建物の古さと初めての中国国鉄も相まって何とも言えぬ緊張感です。
乗客は改札開始になると並んでる列などお構いなしで我先にと狭い格子の改札を抜けて行きます
「ついに西安駅プラットホームへ降り立つ!」
「我先にを押し除けて指定席を目指します」
乗ってみたら3席のうち2席1席ではす向かいに離れて取られてました。しかも1席の方は男が何食わぬ顔で座ってるし…
文句言いたくとも、中国語話せないのと次まで15分程度なので、大人しく空いている隣席へ座っておくことに。
「走る列車から街を眺める」
走っちゃえばこっちのもので、目に飛び込んでくる全てのものに興味が奪われ大忙しです。
「シャンヤンに到着」
西安駅の入口はものすごく仰々しいのに、咸陽駅に着いたらまるで裏口みたいな出口専用通路から駅を出ます。
そこそこ大きい街と思ってたので、駅前で夕飯を食べタクシー拾って宿へ移動を想定して、西安駅をイメージしてたらどうにもここじゃ無い感。
グイグイくる客引きタクシーにドン引きし、頼みの綱の百度地図で、近くにKFCがあるのが分かり、とにかく開けた場所を求めて逃げるように歩いて移動!
「どこここ(滝汗」
ナビの通り歩くと、完全に裏道のこんなとこ旅行者いないヤバそうな感じ…緊張感MAXの急ぎ足でとにかく広い場所を目指す
「何とか広場へ、でもここどこ(泣」
辺りは夕暮れ間近でどんどん暗くなり、心細くてしかも食堂っぽいとこも見つからず、KFCは薄暗くてこうなるとどこも怖く見えて逃げ出したくなります(泣
こうなりゃもう露天のなんだか分からない肉挟みを買い込み、一か八かタクシー拾って乗り込みました。
「頼むぜ運ちゃん!」
タクシーもボッタクられる可能性大!案の定メーターを使おうとしないので、百度地図見せていくらだ?と聞いたら50元!
ちょっと上乗せしてるけど、日本円で700円チョットならもういいや、と気持ちよくOK出してホテルへGO!
これでもう安心〜と思って快調に咸陽市内を走るタクシー、着いたその場に予約した名前のホテルが無い!?
これは完全に詰んだ、もう無理!と思ったら、チョットボッタクりのタクシー運ちゃんが、なんと我々の代わりに強面の店主と交渉すること20分
ホテルの名前が変わったが、昔の営業許可書まで見せてここで大丈夫と、そこには確かに予約したホテル名が!(大感謝!!
という訳で、何とか寝床を確保でき、朝はちゃんと空港へ送迎してくれて、無事に帰国便に搭乗出来たのでした。
「ボロいバンに押し込められて空港へ」
朝4:00に叩き起こされ4:30出発。5:30チェックインの7時発。ちなみにホテルは検索すると沢山出てくる一泊2000円級の空港至近宿。でもボロすぎてオススメできません
咸陽に着いてからが、なぜか突発事態だらけでしたが、今思えば生の中国に少しだけ触れられたのかなと。とはいえもうこんな事態はゴメンですけど、結果楽しい思い出となりました。