2016年06月01日

えち鉄Mc5001を作る 福井工場最終出場

前回までで車体はほぼ完成し、窓ガラスを入れて仕上げを行います。

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「窓セル入れ後」
窓セルには透明プラ板にクリアブルーを吹いたものを使っています。前面ガラスはぴったりサイズに切り出し、ツライチになるようにはめ込みました。

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「方向幕を入れました」

ワイパーと方向幕を入れました。方向幕は写真用紙に出力した画像を窓ガラスの裏に取り付けています。

そして、ついにえちぜん鉄道Mc5001が完成しました。

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「祝!福井工場最終出場」

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反対側から。

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屋上機器。配管も実車を確認して再現しました。普段目の前を走っているから簡単に調べられます。

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車体は塗装で再現しましたが、やはり写真でここまで拡大するといとも簡単に粗が見つかってしまいます…

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我が家のえち鉄シリーズ。

Mc5001以外は鉄コレですが、やはり買うだけでは手に出来ない車輌があるってのはいいですねぇ。

という事で、冒頭からチョイチョイと書いていた福井工場最終出場とは福井に転勤して3年経ちましたが、この度東京へ帰る事になりまして、福井で完成した模型はこれが最後になりました。

福井に来てからすっかり福井の私鉄にハマり福鉄200など色々作ってきましたが、未着手の福井モノのキットなんかはまだたっぷりありますので、今後も福井ネタには事欠かなそうです。

posted by つかさ at 22:14 | Comment(0) | [N]えち鉄Mc5001

2016年05月07日

えち鉄Mc5001を作る その3

前回が1月末で、そこからもう3か月がとうに過ぎてしまいました。その3か月間での進捗です。

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「洗浄後ピッカピカに」

車体の洗浄はブラスクリーンで行いました。ずいぶん以前に買ったブラスクリーンの匂いが弱くなってて、使いやすくなったなーと思ったら洗浄力も劇落ちしていました。

そんな話を某模型店で少し話したら、ブラスクリーンは何度も使えるけど、匂いが消えたら寿命なんだとか。イイ事を教えてもらえました。

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「ベースホワイト」

下地でと思ったけど、ベースホワイトで十分だったので車体の白はこのまま行くことに。

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「デカールを試しました。」

ここで以前から購入してあったデカールで車体塗装を再現しようとしたのですが、古かったのかこの有り様に・・・もっともこのデカール、青の色が濃すぎるためやっぱり使うのはやめて塗装で再現することにします。

という訳で、ここまで来て一旦ブラスクリーンから白塗装までやり直しです・・・

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「やり直し後、マスキング」

車体の白、屋根の色まで塗ったら白くなる部分を隠すようにマスキングを行います。

いちばん細いところは手持ちで一番細いマスキングテープの0.4mmを使用、実際はもっと細いのですがこれで妥協しました。そして下から徐々に間隔を狭めながら少しずつ太目に切り出したマスキングテープを貼りつけていきました。

書くのはこんな程度の説明ですが、実際にやるのはなかなか根気のいる大変な作業です(汗

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「ドア塗装」

シマシマのマスキングが出来たら、ドアの黄色を塗るために、青く塗る部分を隠します。これは下地が黄色になって青色に影響されないようにするためです。

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「ドア部を塗りました」

黄色はMrカラーのC58 橙黄色をそのまま利用しています。
お次は黄色部分を隠して青色の塗装です。

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「青く塗りました」

青はMrカラーC110のキャラクターブルーそのままです。白地にそのままのキャラクターブルーを塗装することで鮮やかな青色を狙います。

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「剥がしの儀」

さあ、緊張の瞬間です・・・

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「まぁこんなもん」

良く見れば粗が目立ちますね・・・これはマスキングテープを剥がしたのち、窓回りに黒をさした状態です。このあとタッチアップをしまくって何とか誤魔化します。

そして車体の塗装にだいたいの目処が立ったところで、床下機器を作ります。
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「並べて様子見」

今回は手持ちのパーツから寄せ集めてそれっぽくしました。車体中央付近にあるDH-25はマストアイテムです。Mc5001に乗っているとこいつがいい音を奏でます。

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「床下機器並び終わり」

車体に表記類のデカールを貼りつけてパンタも乗せて、床下機器も揃うとグッといい雰囲気になってきました。
この後は窓ガラス入れと細々したところの作り込みです。

いよいよ完成が見えてきました。
posted by つかさ at 11:51 | Comment(0) | [N]えち鉄Mc5001

2016年01月31日

えち鉄Mc5001を作る その2

前回に続いて、反対側サイドの配管を進めます。
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「配管作業中」

ランボードはエバグリの帯材を貼りつけ、斜めになっている上面を地面と平行になるようにやすりで削っておきました。

これで配管は一通り完了、続いてクーラーの加工です。
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「手すりの取り付け」

クーラーには目立つ手すりが取り付けられています。ホワイトメタル製のパーツに0.3mmの穴を開け、BONAの配管止めパーツを埋め込んだら0.2mm真鍮線で手すりを再現しました。ホワイトメタルへの穴あけが面倒だけど4個だけなので何とかやり切ります。

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「続いてモデリングメッシュ」

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「切り出します」

クーラーのメッシュ部は深い凹みになっているので、モデリングメッシュで再現をしてみることにしました。

切出しはアートナイフで切るよりも、ハサミで切った方がうまく切り出せるようです。

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「こんな感じ」

メッシュだけで見ると非常に細かいのですが、こうやってパーツに当ててみるとこれでも少し大柄なようです。

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「屋根回りほぼ完了」

上回りの加工はこのくらいでほぼ完了といったところで、これから難問の塗装が待っています。
posted by つかさ at 23:24 | Comment(0) | [N]えち鉄Mc5001

2016年01月24日

えち鉄Mc5001を作る その1

えちぜん鉄道Mc5001とは、今時点でえち鉄に残る、ラッセル用電機ML521と並ぶ京福福井からの生え抜き車両です。


他には無い独特の外観、斜めにスッと伸びた顔の車体は阪神武庫川車輌製、足回りはなんとDT21に鋳鉄制輪子、いまやだいぶ珍しくなりました。と言ってもまぁ元119系のえち鉄Mc7000形がDT21+VVVF制御というゲテモノっぷりなので、抵抗制御のMc5001は珍しさが薄れてしまいます。

かつては2両あったMc5001形も多くの過去を背負い、今は唯一残ったMc5001の1両が平日の昼間にたまに運用へ入る感じ。そんな孤高のMc5001を作り始めます。

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「あまぎモデリングイデア製キット」

曲げ済み車体にホワイトメタル製前面。ありそうで意外と合うパーツの無いクーラーもホワイトメタル製です。

部品点数が少ないのでサクッと組めそうな気がして、絶賛行き詰まり中の西武E31の息抜きに手を出してみました。

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「車体組み」

屋根はモールドが一切無くパンタとクーラーパーツ穴が開いているだけです。なのでパイピングは必須。

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「前面取り付け済み」
今回、ホワイトメタルパーツの取り付けにはエコーの低温はんだを使ってみましたが、これがまた使いやすい!買ってはみたもののほったらかしだったのですが、これならさっさと使えば良かったなぁというくらいの簡単さでした。

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「屋上機器と配管」

車体組み付けから暫く時間が開いて、ようやく屋上機器と配管に取りかかりました。実車の資料を撮影したかったのですが、平日運用ばかりで休みにあまりお目に掛かれず、時間が開いてしまいました。

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「パンタを載せてみる」
ランボードはエバグリの薄い帯材を瞬着で貼りつけたら、上面を削ってランボード状にしあげてあります。

配管はまだ反対側サイドが残っていたり、クーラーにも取っ手をつけなきゃいけないため、細かい作業がもう少し続きそうです。
posted by つかさ at 23:21 | Comment(0) | [N]えち鉄Mc5001