2022年07月18日

とまれみよ販売所 富田のED5081形 5081,5082セット

ED5060をベースにパーツを追加して、三岐のED5081形を作りました。


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「左:ED5081、右:ED5082」

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「ED5081と5082で異なるデッキ周りを作り分けています」


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「パッケージは2箱セット。今だけ限定オマケのエッチング板付きです」

作り方は下記のED5060を参考にしてください、ここではED5081のポイントを説明します。



<ED5081の組立ポイント>

1.車体側面の社紋、ナンバー、製造銘板位置ガイドは車体の積層痕処理をする際に一緒に埋めてください。
  また、運転台上のホイッスル差し込み穴も使わないので埋めてください。

2.5060の蓄電池箱の代わりに、床下タンク下にATS車上子を取り付けます。

3.床板のATS車上子は不要です。切り取ってください。

4.デッキは5082がスノープロウステーあり、5081は無しです。
  デッキは5081と5082それぞれ富田側と藤原側の向きがあります。ジャンパ栓受の位置で見分けます

スクリーンショット 2022-06-26 113053.jpg

5.5082のデッキ手すりは不要な縦棒を切り取ってください

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「左:5082用、右:5081用。手すりの縦棒も5082は一番外側を切り落としています」
手前のグレーのパーツはATS車上子です。


スクリーンショット 2022-06-26 113318.jpg

検査表記はJR富田駅から見える側にのみ表示され、反対側面にはありません。


<ED5081形 実車例>

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「富田駅に停車中のED5081、5082」

右側運転台に改造されず三岐鉄道に編入されたため、必ず5081と5082で重連を組んでいます。

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「三岐鉄道ED5081形 ED5081」

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「三岐鉄道ED5081形 ED5082」
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「連結面」

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「左:5081、右:5082 スノープロウステーの有無が分かりやすいです」

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「5081、富田側デッキ」
こちらのデッキはほぼ原形を保っています。(梯子は東武時代から段数が増やされて4段になりました。なおキットは東武時代のまま流用です)

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「エアタンク下のATS車上子」
蓄電池箱が無くなって、ATS車上子が運転台下から移設されました。

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「ワイヤーで引かれてトラバーサーに乗るED5082」
助手席側ワイパーは取り外されています。

posted by つかさ at 00:22 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年07月08日

ED5060が壊れました









収納箱から出したらED5081とED5060の一部車両が大変なことに(泣


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「車体が屋根板に負けました」

何もしていないのに崩壊した、などといった話で無く、屋根板を車体にギュッと強めに押し込んだのが原因と思われます。(その査証に屋根板が緩くはまっている個体はこの様な事にはなっておらず無事です)


これから組み立てる皆さんは、屋根板が車体に軽くハマるように屋根端面にあるサポート痕部分やライトの切り欠き部分をやすりで削って調整してください。

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「端面を調整してスッと入るようにしてください」

もしくはガッチリ接着してしまうのも良いのかもしれません。
私はギュッと押し込んで固定出来ることに乗じて接着も何もしておらず、やっぱり強く押し込んだのが敗因でしたね・・・


もう組んじゃった方、もしこうなっていたらメールやBOOTHのメッセージなどでご相談ください。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp


ちなみに・・・

ひび割れはキレイな断面だったので、突き合わせると裂けめがほぼ見えなくなるくらいでした。
自分はとりあえずスーパーXで固着させましたが、なるべく手を加えずにそのまま接着するのが良さそうです。
(一か所は瞬着を流し込んだのですが、案の定白化してしまったので瞬着はオススメできません)


posted by つかさ at 22:03 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年06月12日

とまれみよ販売所 HO タキ1900(東藤原タイプC,D)コンバージョンキット

販売サイトはこちらから

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「左:タイプC、右:タイプD」


このキットはTOMIX製 HO-737 タキ1900形キットAを用いて、三岐鉄道東藤原を拠点とした小野田セメント、太平洋セメント所有タイプを作るためのパーツセットです。

<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp


<タキ1900 東藤原タイプ A,B と C,D の違い>
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「写真左からタイプA,B,C,D」

タイプAとタイプBは形態違いで、車番は
 タイプA:タキ71986〜タキ71999、タキ81900〜81925 の 40両(川崎製)
 タイプB:タキ112452〜タキ112474 の 23両(日車製)
が該当します。詳しくはこちら

タイプC,Dは日車製の補強環付きタイプで、タイプCは新製から東藤原常備のためランボード位置が低く、タイプDは厚木や川島、津久見常備のものでランボード位置が高いグループが東藤原に転属しデカハッチに改造されたタイプです。
(金田常備でわたり板が付いたものは、タイプKとして予定しています)

対象となる車番は下図を参考にしてください。
CDK車番対応表.jpg

<タキ1900 東藤原タイプC,D 2両セット内容>
セットに封入している内容はタイプCとタイプDの1両ずつで下写真の通り

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部品表東藤原C,D.jpg

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「パッケージです」

また、それぞれ社紋社名は付属していません。私は自作シールで再現しました。このあたりを参考に各自工夫でお願いします。


<組み立て方>

タキ1900東藤原タイプC組立図.jpg

タキ1900東藤原タイプD組立図.jpg
タキ1900東藤原タイプCDK共通下部組立図.jpg
「画像をクリックすると拡大します」

<組み立て方 上回り>

部品の組付けは上図の通りに行います。まずはタンク下部パーツのリブ除去から

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「左:リブ除去後、右:リブ除去前」

リブはすべて除去します。中央のでっぱりは四角い部分を残して除去してください。

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「タンク上部を接着」

タンク下部の突起をタンク上部の凹みに合わせ、ゴム系接着剤でタンク上部と下部を接着固定します。


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「タンク鏡板接着、パテ埋め完了」

タンク鏡板を接着し、パテで隙間埋めを行いました。
この際、タンク下部の社名板取付穴を一緒に埋めます。太平洋セメントにする際は社紋板取付穴も埋めてください。

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「補強環取付」

補強環は上部の補強環に合わせてゴム系で貼り付けます。

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「小野田セメント社名板切取り(上)」

小野田セメントにする際は社名板の長さを左右1mmほど切取って、梯子に干渉しないように短縮します。



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「太平洋セメント社名版 取付ボス切取り」

太平洋セメントの社名板は、タンク体の右と左で線対称の取付位置となるため、取付ボスも取付位置に合わせて切取ります。




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「左:タイプC用梯子、右:タイプD用梯子」
梯子は中折れしているか、真っすぐかで見分けます。




大小ハッチをそれぞれ接着してから下記の通り排気管をそれぞれ取り付けます。

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「タイプC排気管取付」
タイプCはハッチから降りる排気管にそろえて接着します。この際排気管が少し長いので上端を1mmくらい切り取ってからゴム系で接着してください




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「タイプD排気管取付」
タイプDは排気管は側面向かって右側のハッチに付きます。

車番によって公式側、非公式側のどちらかに付きます。実車を見てどちら側に付けるか研究してみてください。(ページ最後に実車例を載せます)


<組み立て方 下回り>
これでタンク体の組立は完成。引き続き台枠の組立です。

まず台枠に乗っている、票差しと運用表示板を切り取ってください。
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「これらパーツが台枠に追加されます」

台枠塞ぎ板はデッキ上端にそろえて台枠側に接着します。

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「塞ぎ板取付後」

タンク体を載せると補強環とボルスタの間に台枠塞ぎ板がはまります。

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「ピッタリなので嵌めづらいですが、ちゃんとはまります。落ち着いて作業してください」


<組み立て方 塗装仕上げ>

タンク体、台枠の組立が終わったら塗装を行います。
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「黒塗装後、インレタ貼り付け」

太平洋の社名板はコンビニプリントで作成しました。詳しくはこちら

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「全部塗り終わりました」

ここまでくればあとは楽しい組立です。ここまで大変だったー!

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「エアスライド配管取付」

このタイプの目玉、エアスライド配管はエアタンクとブレーキシリンダを避ける向きで取り付けます。

取付けは吐出口を取りつける前に上の写真のようにタンク体へ貼り付けてください。

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「吐出口取付」

<完成!>

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「完成!!」

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「左:タイプD、右:タイプC」

ランボードの高さの違いに注目してください。


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「タイプC」
タイプDと比べてランボードの位置が低いです。

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「タイプD」
タイプDは小ハッチにつながる排気管の位置が車番によってまちまちです。

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「前から 左:タイプC、右:タイプD」
CとDで社名板の位置は同じため、ランボードの高さの違いが際立ちます。

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「上から 左:タイプC、右:タイプD」
デカハッチ周りのステップ形状もCとDで異なります。

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「左から、タイプA、B、C、D」
タイプA,Bは補強環なし、タイプC,Dは補強環ありですが、梯子の位置もタンク上から見てABは点対称、CDは線対称です。

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「上左:タイプA、上右:タイプC
 下左:タイプB、下右:タイプD」

いろんな種類のタキ1900を並べると三岐貨物編成のガチャガチャ感が出てきました。あとは金田の渡り板付きだけですね。

<実車例>
2007年坂祝での東藤原発送のタキ1900。この頃は小野田セメント表記です。

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「坂祝へはCT車も一緒に運用されていました 坂祝 2007/2」


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「タイプC タキ112169 富田 2019/6」

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「タキ112169 上の写真の反対側 富田 2019/7」
こちら側には排気管がハッチから降りていないのが分かります。

C112171.JPG
「タイプC タキ112171 富田 2018/10」

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「タイプC タキ112174 坂祝 2007/2」

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「タイプD タキ111948 2005/10 東藤原」

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「タイプD タキ112159 2019/1 富田(排気管梯子側)」

このタキ112159と下のタキ112164、同じ富田から同じ排気管があるサイドを撮影しています。
この際に手ブレーキ側デッキが上の112159は右に、下の112164は左に来ており、車体の向きが逆になっているのが分かります。

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「タイプD タキ112164 2019/6 富田(排気管梯子と反対側)」

そして、デカハッチの開く向きが手前側か奥側かの違いもあり、デカハッチの開く向きは車体向きにそろっていることが分かり、排気管は必ずJR富田側から見えるサイドに向かって右側に降りてくるのが分かります。

この違いに対応するためタイプDでは排気管上部も別パーツ化して、再現できるようにしました。

しかーし!

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「タイプD タキ112160 2019/1 富田」

このタキ112160は排気管側から見てブレーキ側デッキが左に来るのですが、上のタキ112164とは異なりデカハッチが手前から開きます。

ということで再掲になりますが、タイプDの手ブレーキデッキが右に来るもの、左に来るもの(正向きと記載しています)を下記表から参考にしてください。

CDK車番対応表.jpg

ですが・・・

この番号通りに作っても気づく人はごく僅かでしょうし、
逆に言えば間違えていてもわかる人なんていないので、
気にせず好きなように作ればよいと思います(笑)


posted by つかさ at 13:40 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年06月11日

とまれみよ製品につきまして(再度のご周知)


・とまれみよ製品は3Dプリンタによる光造形レジン出力品です。

 すべてのパーツはサポートを取り外し、2次硬化まで済ませた状態でお届けしています。

 よってお手元に届いた状態からの太陽光などでの2次硬化は不要です。

 (追加の2次硬化は行わないでください。高靭性レジン製パーツはしなやかさが失われて折れやすくなることがあります

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「サポート外し後、2次硬化中のED5060デッキパーツ」

(なおこの説明文は、これが正解という話ではありません。色々なやり方がある中での「とまれみよ製品はこうしてください」という説明です。

他社様製品について言及するものではありません、それぞれの正しいやり方に従ってください。)


・また、保存は直射日光を避けて保存してください。
 (一般的な鉄道模型の保管と同じで構いません)


・水洗いレジンを材料にしているため、洗浄が必要な際は流水でサッと洗うだけにして、水に浸けて放置することはしないでください。



・2次硬化済みですので、自然にひび割れが起きたり反りが増えてバナナのようになるといったことは概ね起きません。ただし、強い力が掛かかり続けたりなどするとその限りではないためご注意ください。
 (気になる際はご相談ください、一部製品は初めから多少の反りを許容しているものもあります)


・また3Dプリント品は特に細いパーツはプラスチック製品と比較して折れやすく、
 強い力がかかると割れてしまうものもあります。組立途中にうっかり壊してしまうこともあると思います。


いずれにおいても、ご心配な点やご不明点はBOOTHのメッセージやメールなどでご相談ください。補修パーツを提供させて頂きます。

 info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp

その際には早い原因解明のためにも状態が分かる写真を一緒に添付していただけますよう、ご協力をお願い致します。




posted by つかさ at 10:21 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年03月25日

HO ED5060(重連型・非重連)組立キット



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「左から、ED5082(重連型(後期))、ED5060(重連型)、ED5060(非重連)です」

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東武のED5060(重連型・非重連)を作るためのキットです。重連型はモデルワムで販売したものと中身は同じです。

スクリーンショット 2022-03-22 235513.png


重連と非重連の違いは、デッキと床下配管のパーツだけで、それ以外は同じです。

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車体キットに封入している内容はそれぞれ1両分で以下の通りです。

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スクリーンショット 2022-03-21 002030.png


また、別途購入が必要な部品は以下の通りです。

スクリーンショット 2022-03-21 002301.png

<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp




車体キットの他にも別売りパーツ類として以下のものを作成しました。





・インレタ:1枚で2両分あります
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・後期型屋根
  ED5071〜5073(非重連)、ED5081〜5083(重連)を作る際に利用します。
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左がキット付属のまま、右が後期型屋根を使ったものです。
後期型屋根はランボードの足が隠れており、パンタ台の足の向きが異なります。

・前面窓用はめ込みガラスパーツ:1両分です。
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「中華CNC製切削品なので精度はイマイチです」

 はめ込み易い段差付き切り抜き窓パーツです。膜状になっている部分をニッパーで摘まんで折り取ってください。(間違えて段付き部分を切り落とさないように気を付けてください)

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「段付き部は切り取らないようにしてください」

・室内機器とLEDステー:ライト点灯化の補助にも使えますが、点灯化方法は各自工夫してください。
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 車体の中にハマるようになっています。DCC化もやり易いかも?(サウンドデコーダーとシュガーキューブが入るくらいのスペースは確保したつもりですが、試してないのでうまくいくか不明です)

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私はこんな具合に配線してみました。やり易い方法で試してみてください。

取付には向きがあります。
扉付きの機器ロッカー?が屋根のモニターの下に来る向きで取り付けます。
配管の逃げの切り欠きも車体左右で大きさが異なるので、よく確認してはめてください。

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モデルワムさんからお店にある実車の写真アルバムから何点か写真をお借りしました。

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ED5070と砂利ホキ8両で両端にヨがいます。車掌車は緑と茶色なのもいいですね〜
奥にはホキ3500(おそらく日立セメント)が7両程度とヨがついた編成も止まっているのが分かります。

このED5070までは非重連をそのまま組めば作れます。

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ED5071牽引のタキ11500(住友セメント)6両と茶色のヨです。
このED5071からランボードとパンタ台が変わりました(後期型屋根パーツで再現できます)

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IMG_20220212_0044 - コピー.jpg

同様に非重連後期型(ED5073)の屋根写真です。ED5070の写真と見比べてみてください。

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最後はED5062とED5065の重連トキ編成です。




posted by つかさ at 22:19 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年02月18日

N 葛生・西大家のトキ1 車体キット2両分


東武のトキ1(鋼製)を作るための車体キットです。(こちらはNゲージです。16番はこちら

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キットに封入している内容は2両分で下記の通りです。

 ・側面     *2
 ・床板     *2
 ・デカール   *1

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別途購入品は以下の通りです。

・KATO ASSYパーツ 8001D TR41(ねじ止めのものです)

トキ15000から台車とケースごと拝借するのもアリです。
もしくはタキ3000のTR41ならば、ASSYの台車止め用ねじを別途入手すれば利用可能です。(タキ35000のスナップ式TR41は合いません)

<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
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製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

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<組み立て方>

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「車体は2ピース構成」

床板の段差部分にゴム系接着剤を付けて、側版に床板を下からはめてください。
(床板は多少反りがあるので、ゴム系接着剤を線付けして側板と一体構造となるようにしっかり固定してください)

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「側板にも向きがあります」

側板の手すり側に床板の足踏みブレーキが来るようにします。

車体を組んだら塗装、デカール貼りを行います。

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「台車のねじ止め」

台車のねじはキツくならないようにしてください。緩めに締めて台車の首が降るようにします。


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「完成!」

※ご注意
車体に直接バラストを乗せて木工用ボンド水溶液をかけると、車体パーツが水分を吸って変形する可能性があります。塗装済み状態でも直接のボンドバラストは避け、別に作ったものを載せるか、サランラップで隔離するなど車体にボンド水溶液がかからないようにして下さい。

<実車について>
トキ1は車体寸法がトキ15000に準拠しており、トキ25000より全長が短いです。

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「トキ1とトキ15000」

また、妻板の形状はもちろんのこと、あおり戸のパターンも
 トキ1   3ブロック、リブ2,2,3
 トキ25000 2ブロック、リブ4、4
と、よく見ると結構違うことがわかります。

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「上からトキ15000、トキ1、トキ25000」

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「ED5060に引かせて葛生(日鉱羽鶴)からの鉱石」

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「ED5010に引かせて東上線、越生線の西大家行き」

Nでは牽引機も車掌車も困らないので、色々楽しめますね。
posted by つかさ at 20:16 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年02月04日

HO 葛生・西大家のトキ1 車体キット



東武のトキ1(鋼製)を作るための車体キットです。

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キットに封入している内容は1両分で

 ・側面     *1
 ・床板     *1
 ・あおり戸受け *1

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インレタは別売りです。
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「インレタはこんな感じ」
ノーミスならば5両分貼れます。

別途購入品は以下の通りです。

・IMONカプラー205
・M2x5mmねじ(カプラー取付用)
・台車 TOMIX TR41(HO-T16 or HO-T17)

積荷の山型アンコを作りました。積車を再現する際にバラストを使用する量を減らせます。合わせてご利用ください。
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<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

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<作り方>

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車体側面と床板をゴム系接着剤固定します。車体の強度を得るためになるべく接続面全体へ接着剤を行き渡らせるようにしてガッチリと固定してください。

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「補強切取」
側ブレーキステップに細い3本の棒の補強があるのでニッパーでカットしてください。

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「あおり戸受け切取」
あおり戸受けはニッパーで根本から切り取ります。

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「ピンセットでつまみ」

根元にゴム系接着剤を付けたら、小穴が開いている根元に差し込みます。

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「斜めに差し込む」

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「そのまま寝かせる」
寝かせると、あおり戸受けのピンが側面の穴に差さり固定出来ます。

車体が組立終わったら、黒で塗装したのちにインレタを貼り付けます。

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「あおり戸受け座を車体に差し込んで、インレタ貼りの土台にします」

インレタはメンディングテープで位置決めをして貼るとやり易いですね。

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「カプラーのねじ止めは締めすぎないように」

カプラーはねじでセルフタッピングするため、締めすぎると固定出来なくなるので注意してください。

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「台車の取付」
台車付属のねじでこちらもセルフタッピングして固定します。締めすぎないように、一番下まで締められないので途中でやめることを心がけてください。

<積荷の作り方>
積荷アンコの上面に両面テープを貼り付けます。
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「15mm幅だとちょうどいいです」

貼り付けた両面テープにバラストを押し付けて密着させ、
その上からさらにバラストを撒いて積荷の形を整えます。

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「積荷がキマったらボンド水溶液を垂らして固着」

この辺りは線路へバラストを撒く要領です。

※ご注意
ボンド水溶液が積荷アンコにかかると変形する可能性があります。必ず両面テープで覆って直接ボンド水溶液がかからないようにしてください。

バラストはモーリンの白にTOMIXのグレーを混ぜてそれっぽくしてみました。
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<完成>
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いっぱい両数を作るのが苦にならないよう、なるべく簡単に作れるようにしました。

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なので裏側はあっさりです(言い訳

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みなさんもいっぱいつなげて楽しんでください。

<実車について>
実車は本線だと葛生の奥、日鉱羽鶴から業平橋や板橋へ。東上線は高坂から延びる専用線、葛袋や高本から越生線西大家から分岐した先の日本セメントへの輸送に使われていました。

トキ25000を黒くしただけのように見えますが、よく見ると色々異なっており、わかりやすいところだと妻板の高さが全く違います。
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また、トキ1は国鉄トキ15000からの派生形式に分類出来るため、車体長さはトキ25000より短いです。

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そして、あおり戸は片側4枚ですが、トキ25000は1枚2区画で1区画にリブ4本ですが、トキ1は1枚3区画で、リブの数が3,2,2と区画により数が異なっています。

よく見ると色々と違いが判り楽しいもんですね。

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最後にKT様よりトキ1の現役時代の写真をご提供頂きました。板橋からの返空が久喜へ向かうところでしょうか、65に引かれる姿もまたイイですね〜

posted by つかさ at 21:00 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年01月22日

1/80 ED5060の作り方

モデルワムから発売される、フル3Dプリンタ製のED5060重連型の作り方です。

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(追記)おまたせしました。非重連型が完成したのでBOOTHでも頒布開始しました。
なお重連はモデルワム発売のものと中身は同じです。

車体キットはこちらから

また追加パーツ(窓ガラス、室内機器など)はこちらからどうぞ。



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<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。
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箱の中身はこんな感じで梱包しています。

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「車体の空間にもパーツが入っています」

<プロトタイプについて>
このキットはED5060の中でも、重連総括改造されたED5061〜5065が該当します。なお、5080はランボードに足が無くパンタ台の形状が異なります。ED5081〜5083を作成する際これを再現するパーツセットを作成しましたのでご利用ください。(もっともごく僅かな差ですが・・・)
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「左:製品付属の前期形パンタ台、右:別パーツの後期型パンタ台」

また、ED5060でも重連化改造されなかったED5066〜5073は、デッキ周りのほかにも床下配管の取り回しが異なるため、別パーツを作成してとまれみよから非重連型としてリリース予定です。もうしばらくお待ちください。


<作り方>

作り方の流れは以下の通りです

 @ 積層痕処理
 A 塗装
 B 組立

<@ 積層痕処理>

製造仕組みによりところどころ縞々の模様が発生します。遠目で見れば気にならないのであれば、そのまま塗装でも構いませんが、前面などは処理をしておいたほうが良いでしょう。

やすりスティックや紙やすり片などを駆使して撫でるようにして消していきます。

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「左:処理済、右:未処理」
前面は扉の左右面、斜めになっている部分に模様が浮き出ます。


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「おでこ部分の積層痕。左:処理済、右:未処理」
ここは比較的処理しやすいです。

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「側面」
出力の都合上縦線が生じている場合サフを吹けば消えますが、なかなか消えないようでしたらパテ埋めをしてください。

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「屋根の積層痕」
ここは入り組んでいるため手間がかかりますが、焦らず少しずつ積層痕処理をしてください

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「処理後」
白くなっている部分をやすりで磨きました。やすりスティックで粗方磨いたら、斜めに切った角棒などに両面テープで紙やすりを付けて入り組んだ部分を磨くとやりやすいです。

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「屋根端面の処理」
屋根の端面にサポート痕が残っています。屋根と車体をはめてみて、嵌め合いがキツくならないように調整してください。
またライトの逃げの丸く切り欠いている部分もやすりで当たる部分を少し広げると入り易くなります。

いずれも、片側をはめてから軽く押し込むと入るように調整してください。
屋根を車体へギュッと押し込むようにはせず、上乗せて軽く押し込む程度にします。

やすりで磨き終わったら、サフを吹いて磨き残しが無いか確認します。
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「2回目のサフ吹きが終わりました」
サフを吹けば必ず磨き残しが出るものです。1回で終わるようにせず、磨き→サフ→磨き残し除去→再サフを行えば失敗が少ないと思います。

磨き終わり、サフを吹く前に車体の粉を落とすために洗浄する際は、水に浸けず流水で流しながら筆で撫でて手早く済ませてください。



<A 塗装>

磨きに問題がなければ車体色の塗装を行います。参考までに私の塗装例は以下の通りです。

 車体色:GM02 ぶどう色2号+黒
 室内、運転台:GM45 淡緑1号
 手すり、ゼブラの黄色:クレオス C58 黄橙色
 足回り、デッキ下部:GM09 ねずみ色1号
 パンタ台:碍子に白を差し、碍子を載せる横板は銀で塗装

デッキ手すりは下記図の通り、不要部分を取り除いてベースにつけたままで塗装をするとやりやすいです。
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ニッパーで切り取りますが実際やってみると、鎖部分は特に折れやすいので注意が必要です。
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奥のサポートを除去しようとして、手前の鎖が折れてしまいました。。。

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「あまり無理して取ろうとしない方がいいです」

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「クレオス C58 黄橙色で塗りました」

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「ゼブラ塗装」
ゼブラは2mm幅のマスキングテープでマスク出来ます。

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「窓をマスキング」
室内色の淡緑を塗ったら、窓をマスキングして車体色の茶色を塗ります。このとき10mm幅のマスキングテープを用いると窓部分の凹みにちょうど入るのでマスキングしやすいです。


<B 組立>
塗装が終わったら組立に進みます。基本的に穴に差し込んで組み立てられますが、一部緩い場所などはゴム系接着剤を利用してください。

●「車体の組立概要」
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台車受け左右は、ロープ掛けが車体外側に来るように接着します。

●「パンタ台の見分け方」
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パンタ台の手すりはパンタの外側を残し内側は切り取ります。また、パンタはシリンダが車体外側を向くようにそれぞれ取り付けます。

パンタ台はねじがスルーする大きさの穴が開いており、屋根にねじをセルフタッピングしてパンタを固定します。パンタ台の穴にねじを通過させて、M1.2x6mm(もしくはもう少し長め)のねじで屋根の穴で固定してください。(パンタ台はあらかじめゴム系などで留めておくと固定しやすいです)


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「パンタヒンジの横梁は実車に合わせて切取ると実感的です」

●「手すりの差し込み」
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窓の脇だけ、形が歪な手すりを差し込みます。幅広と幅狭はよく見ないとわからない微妙な違いです。
足の長さが違いますので取付面の傾斜に沿って取付穴に差し込んでください。

屋根の手すりも台座につけたまま塗装した後、ピンセットで根本からつまんで折り取ります
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取り出したフックをそれぞれの四隅へ外側を向くように写真を参考にして差し込んでください。
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「屋根の手すり取付」


●「デッキの組立方」
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カプラーをデッキに差し込んでねじ止めします。
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「M2X6mmのねじでIMONカプラー205をねじ止め」


●「デッキの見分け方」 
浅草方のデッキにジャンパ線付き解放てこを取り付けます。
また非重連は向きは無く、浅草方館林方ともに同じデッキになります。

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デッキには薄く「館」と「浅」の文字が書かれていますが、ジャンパ栓受の位置やエアホース差し込み穴の位置で見分けられます。(※デッキのに刻印した文字が間違えていました。刻印は無視してください。ジャンパ栓受けが向かって左が浅草方、向かって右が館林方です)向きを間違えなければ造形に問題は無いので注意して組み立ててください。(2022/01/23

●「足回りの組立方」 
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非重連の配管は重連の「044.箱アリ」と「047.箱小」が同じ向きになります。

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非重連の配管「047.箱小」は上の写真の通り、箱小についている配管を切り出して、タンクの左と中に差し込みます。

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「非重連配管完成」

パワトラへ台車枠の取付は、パワトラ付属の金具とネジを用いて取り付けます。

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「ウエイトの差し込み」

フレームへパワトラ付属のウエイトを3枚×2個分の6枚を写真のように差し込んみます。差し込んだら取り外すと爪やフレーム本体が折れる可能性があるので、ウエイトの取り外しは避けてください。


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「台車枠の取付」

金具は短い方を用います。ねじは強く締めると穴が割れたり、セルフタッピングしたネジ山を舐めるため、強く締めずねじが奥まで入ったら締めるのをやめてください。

パワトラの端子は外側に少し曲げて、端子と反対側にオイルダンパが来るように台車枠を取り付けます。

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「台車完成」
台車端梁はゴム系接着剤で取り付けて、いずれのねじも軽く締めるだけにして台車枠にガタツキがあるようにしてください。

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「動力完成」
フレームにパワトラをねじ止めしたら完成です。

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「床下配管取付」

フレームに床下配管枠をパチンとはめ込みます。

上から車体を被せると、フレームの両脇のつめが車体仕切裏にある四角いでっぱりにはまります。
車体の向きと、デッキの向き、屋根の向きは下の絵を参考にしてください。

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「それにしてもショボい絵だ」

非重連の場合の配管箱付きは箱小が対応します。

車体は窓セルとナンバー表記類を入れて、前照灯と尾灯のレンズは、それぞれ1mmと0.5mm径の光ファイバをあぶってレンズ状にしたものを差し込んでください。

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「窓セルを切り出す際の目安サイズです」

すべて組付けたら完成です。

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「運転台と室内機器」

運転台に色差しをするといい感じで屋根を閉じたくなくなります(笑)

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<実車例>

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「2003/9/20 さよなら貨物イベント」
ED5060の浅草方デッキの参考に。

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「2002年のはず、北館林から発車したED5063+ED508?タキ返空」
このときはまだカバー付き避雷器ですが、この後撮影したED5063は円筒型避雷器に交換されていました。

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「2003年、さよなら貨物イベントに使われるタキ6両をけん引」

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「たぶん2002年 久喜駅 ED5081 @」
インレタの貼り付け位置の参考に。

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「たぶん2002年 久喜駅 ED5081 A」

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「たぶん2002年 久喜駅 ED5063 @」

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「たぶん2002年 久喜駅 ED5063 A」

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「2002/2/14 渡瀬 ED5082」

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「2002/2/14 渡瀬 ED5083 @」
ED5083だけは最後までカバー付き避雷器でした。

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「2002/2/14 渡瀬 ED5083 A」
posted by つかさ at 11:09 | Comment(2) | とまれみよ販売所

2021年12月22日

HO ホキ5700 東藤原のデカハッチ 2両分


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TOMIX製 HO-739 ホキ5700形キットAにこのパーツを取り付けて、小野田セメント藤原工場向けに積込み口が拡大された(通称デカハッチ)ホキ5700を再現することができます。

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セットに封入している内容は2両分で

 ・デカハッチ   *2
 ・ステップ2種類 *2+予備
 ・空気管     *2

<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
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製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp


<使い方>
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「ステップの補強棒除去」
写真「切取後」を参考にしてステップの足部分などにある補強丸棒モールドをニッパーで切り取ってください。

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「ハッチ取付」
ハッチはホキ5700の屋根中央2か所の穴開け位置に合わせて、位置決め用ボスが2本あります。
これを屋根に開けた穴に合わせて取り付けてください。

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「ステップ取付」
ステップはゴム系接着剤などで貼り付けてください。位置決めは足が生えていない側のステップ端を屋根の傾斜の始まり部分に合わせます。

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「空気管」
車番右横にある空気管は、パーツの曲がっている部分を切り取って直線部分のみを使います。
位置は写真を参考にホッパ下に穴を開けるなどして取り付けてください。

<実車例>
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「貨物鉄道博物館所有 ホキ25767」
東藤原駅に実車が保存されています。

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「ハッチ周り1」

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「ハッチ周り2」

貴重な写真を南野様よりご提供いただきました。ありがとうございます。

posted by つかさ at 00:16 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2021年10月25日

とまれみよ販売所 HO タキ1900(伊吹山・糸魚川タイプ)コンバージョンキット 2両セット


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このキットはTOMIX製 HO-737 タキ1900形キットAを用いて大阪セメント所有タイプ、または明星セメント所有タイプを作るためのパーツセットです。

明星セメントは タキ112615〜タキ112627 の 13両
大阪セメントは タキ112668〜タキ11268 の 16両  が、それぞれ該当します。


セットに封入している内容は2両分で下写真の通り

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部品表大阪明星.jpg

となります。

大阪セメントの社紋社名は私は自作シールで再現(このあたりを参考に各自工夫でお願いします。)、明星セメントはキット付属のインレタを利用しました。

※このタイプは台車にTR225をはいているので、別売りのTR225をご利用ください。

<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
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製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp


<タキ1900 伊吹山・糸魚川タイプ 組立て方>

〇台枠組立
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「パーツ構成」

台枠に乗っている票差しや表示板部分を除去したら、上の写真のパーツを取り付けます。


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「側面タンク座」
側面タンク座は元のタンク座に接着します。
元のタンク座のリブにパーツのスリット部が当たり位置決めが出来ます。(赤丸部分)

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「手すり取付」

デッキ目隠し板は手すりパーツの赤丸部分が干渉するので、手すりの赤丸部分を少し短めに切り出してください。

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「タンク座と手すり取付」

ブレーキハンドルの反対端面には門型手すりパーツを接着します。デッキ目隠しパーツはデッキとツライチになるようにはめてください。また、上の写真では側面の山型手すりが付いていますが、これは不要で、こちら側のデッキ梯子も不要です。

〇タンク体組立

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「タンク体下部のリブ削り取り」
まずは赤丸で囲った部分のリブを削り取ります。また明星セメントにする場合は、エアスライド空気口を取り付けるため、説明書に従いタンク下部中央に取付穴を開けておきます。

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「タンク上部組付け」
まず、タンク体上部端面の片側に残っているサポート痕を紙やすりで平らに削っておきます。

その後、タンク体上部は事前にサフを厚めに吹いて積層痕を目立たなくしたものを、ゴム系接着剤でタンク下部と接着します。
このとき、タンク下部の爪は左右で間隔が異なり、これによりタンク上部の前後向きが決まります。
タンク上部の片側を下部に掛けたら、タンク上部を押して狭めてやりながら下部にはめてください。


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「タンク体上部をマステで固定中」

また、タンク鏡板にある手すり取付穴は埋めておきます。

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「赤い部分は切り離してください」
梯子を取り付ける際は、上の写真の赤い部分は補強なのでニッパーで切り落としてください。
手すり先端の左右に出っ張っている部分に少量のゴム系接着剤を付けて、タンク側手すりに接着します。


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「タンク体上部組立 上:大阪、下:明星」
鏡板をゴム系接着剤で取り付けたら、鏡板とタンク体上部の隙間をパテ埋めして処理します。

また、大阪セメントはセット付属の小型社紋社名板を、明星セメントはキット付属の社紋社名板を用います。
空気配管は大阪はパーツをそのまま付けますが、明星はエアスライド配管の台座パーツだけを空気口ハッチ脇に接着します。


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「サフで確認」
鏡板を取り付けたら再度サフを吹いて隙間が無いか確認し、ハッチをゴム系接着剤で取り付けます。
ハッチは足の形と穴の形を合わせることで向きが決まります。

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「塗装前組立完了」
これで上回り、下回りともに組立が終わったので次は黒塗装を行います。

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「塗装完了」

黒は最近お気に入りのクレオス GX02ウイノーブラックにNo189なめらかフラットベースで半艶黒を塗っています。

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「完成!」

大阪は前述のシールを、明星は付属のインレタを貼って車番等の表記を入れたら完成です。

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「狭いステップ幅もこんな感じで」

タンクのステップ位置が上寄りなので、ステップ同志の間隔が狭くなっており、その分梯子が内側に折れ曲がります。

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「明星と大阪」

明星セメントは タキ112615〜タキ112627 の 13両
大阪セメントは タキ112668〜タキ112668 の 16両  が 該当します。

<タキ1900 大阪・明星の112600番台
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「タキ112672 大阪セメント 2005.4 本巣」

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「住友大阪セメント 岐阜工場専用線 2005.4」

住友大阪セメント岐阜工場から本巣駅へ向かう列車。一番後ろに大阪セメントの112600番台がいます。

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「樽見鉄道 本巣駅 2005.4」」

本巣駅で発車を待つ樽見のDE


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「タキ112618明星セメント 武州原谷 2005.11」

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「大宮」

EF65 523を先頭に明星セメントのタキ+秩父セメントのホキです。

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「タキ112625明星セメント 宝積寺 2005.7」

宝積寺のストックポイントで屯する明星セメントのタキ1900達。

参考文献 
RailMagazine339 2011年12月 プロフェッサー吉岡の貨車研究室 第52回 吉岡心平 著
RailMagazine357 2012年08月 プロフェッサー吉岡の貨車研究室 第59回 吉岡心平 著
posted by つかさ at 18:59 | Comment(0) | とまれみよ販売所