2022年07月18日

とまれみよ販売所 富田のED5081形 5081,5082セット Ver.2

ED5060をベースにパーツを追加して、三岐のED5081形を作りました。


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「左:ED5081、右:ED5082」

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「ED5081と5082で異なるデッキ周りを作り分けています」


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「パッケージは2箱セット。今だけ限定オマケのエッチング板付きです」

Ver.2として車体と屋根が改良品になりました。詳しくは下記リンクをご確認ください(2023/10/09)


作り方は下記のED5060を参考にしてください、ここではED5081のポイントを説明します。



<ED5081の組立ポイント>

1.車体側面の社紋、ナンバー、製造銘板位置ガイドは車体の積層痕処理をする際に一緒に埋めてください。
  また、運転台上のホイッスル差し込み穴も使わないので埋めてください。

2.5060の蓄電池箱の代わりに、床下タンク下にATS車上子を取り付けます。

3.床板のATS車上子は不要です。切り取ってください。

4.デッキは5082がスノープロウステーあり、5081は無しです。
  デッキは5081と5082それぞれ富田側と藤原側の向きがあります。ジャンパ栓受の位置で見分けます

スクリーンショット 2022-06-26 113053.jpg

5.5082のデッキ手すりは不要な縦棒を切り取ってください

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「左:5082用、右:5081用。手すりの縦棒も5082は一番外側を切り落としています」
手前のグレーのパーツはATS車上子です。


スクリーンショット 2022-06-26 113318.jpg

検査表記はJR富田駅から見える側にのみ表示され、反対側面にはありません。


<ED5081形 実車例>

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「富田駅に停車中のED5081、5082」

右側運転台に改造されず三岐鉄道に編入されたため、必ず5081と5082で重連を組んでいます。

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「三岐鉄道ED5081形 ED5081」

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「三岐鉄道ED5081形 ED5082」
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「連結面」

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「左:5081、右:5082 スノープロウステーの有無が分かりやすいです」

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「5081、富田側デッキ」
こちらのデッキはほぼ原形を保っています。(梯子は東武時代から段数が増やされて4段になりました。なおキットは東武時代のまま流用です)

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「エアタンク下のATS車上子」
蓄電池箱が無くなって、ATS車上子が運転台下から移設されました。

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「ワイヤーで引かれてトラバーサーに乗るED5082」
助手席側ワイパーは取り外されています。

posted by つかさ at 00:22 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年07月08日

ED5060が壊れました



収納箱から出したらED5081とED5060の一部車両が大変なことに(泣


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「車体が屋根板に負けました」

何もしていないのに崩壊した、などといった話で無く、屋根板を車体にギュッと強めに押し込んだのが原因と思われます。(その査証に屋根板が緩くはまっている個体はこの様な事にはなっておらず無事です)


これから組み立てる皆さんは、屋根板が車体に軽くハマるように屋根端面にあるサポート痕部分やライトの切り欠き部分をやすりで削って調整してください。

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「端面を調整してスッと入るようにしてください」

もしくはガッチリ接着してしまうのも良いのかもしれません。
私はギュッと押し込んで固定出来ることに乗じて接着も何もしておらず、やっぱり強く押し込んだのが敗因でしたね・・・


もう組んじゃった方、もしこうなっていたらメールやBOOTHのメッセージなどでご相談ください。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp


ちなみに・・・

ひび割れはキレイな断面だったので、突き合わせると裂けめがほぼ見えなくなるくらいでした。
自分はとりあえずスーパーXで固着させましたが、なるべく手を加えずにそのまま接着するのが良さそうです。
(一か所は瞬着を流し込んだのですが、案の定白化してしまったので瞬着はオススメできません)


posted by つかさ at 22:03 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年06月12日

とまれみよ販売所 HO タキ1900(東藤原タイプC,D)コンバージョンキット

販売サイトはこちらから

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「左:タイプC、右:タイプD」


このキットはTOMIX製 HO-737 タキ1900形キットAを用いて、三岐鉄道東藤原を拠点とした小野田セメント、太平洋セメント所有タイプを作るためのパーツセットです。

<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp


<タキ1900 東藤原タイプ A,B と C,D の違い>
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「写真左からタイプA,B,C,D」

タイプAとタイプBは形態違いで、車番は
 タイプA:タキ71986〜タキ71999、タキ81900〜81925 の 40両(川崎製)
 タイプB:タキ112452〜タキ112474 の 23両(日車製)
が該当します。詳しくはこちら

タイプC,Dは日車製の補強環付きタイプで、タイプCは新製から東藤原常備のためランボード位置が低く、タイプDは厚木や川島、津久見常備のものでランボード位置が高いグループが東藤原に転属しデカハッチに改造されたタイプです。
(金田常備でわたり板が付いたものは、タイプKとして予定しています)

対象となる車番は下図を参考にしてください。
CDK車番対応表.jpg

<タキ1900 東藤原タイプC,D 2両セット内容>
セットに封入している内容はタイプCとタイプDの1両ずつで下写真の通り

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部品表東藤原C,D.jpg

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「パッケージです」

また、それぞれ社紋社名は付属していません。私は自作シールで再現しました。このあたりを参考に各自工夫でお願いします。


<組み立て方>

タキ1900東藤原タイプC組立図.jpg

タキ1900東藤原タイプD組立図.jpg
タキ1900東藤原タイプCDK共通下部組立図.jpg
「画像をクリックすると拡大します」

<組み立て方 上回り>

部品の組付けは上図の通りに行います。まずはタンク下部パーツのリブ除去から

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「左:リブ除去後、右:リブ除去前」

リブはすべて除去します。中央のでっぱりは四角い部分を残して除去してください。

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「タンク上部を接着」

タンク下部の突起をタンク上部の凹みに合わせ、ゴム系接着剤でタンク上部と下部を接着固定します。


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「タンク鏡板接着、パテ埋め完了」

タンク鏡板を接着し、パテで隙間埋めを行いました。
この際、タンク下部の社名板取付穴を一緒に埋めます。太平洋セメントにする際は社紋板取付穴も埋めてください。

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「補強環取付」

補強環は上部の補強環に合わせてゴム系で貼り付けます。

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「小野田セメント社名板切取り(上)」

小野田セメントにする際は社名板の長さを左右1mmほど切取って、梯子に干渉しないように短縮します。



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「太平洋セメント社名版 取付ボス切取り」

太平洋セメントの社名板は、タンク体の右と左で線対称の取付位置となるため、取付ボスも取付位置に合わせて切取ります。




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「左:タイプC用梯子、右:タイプD用梯子」
梯子は中折れしているか、真っすぐかで見分けます。




大小ハッチをそれぞれ接着してから下記の通り排気管をそれぞれ取り付けます。

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「タイプC排気管取付」
タイプCはハッチから降りる排気管にそろえて接着します。この際排気管が少し長いので上端を1mmくらい切り取ってからゴム系で接着してください




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「タイプD排気管取付」
タイプDは排気管は側面向かって右側のハッチに付きます。

車番によって公式側、非公式側のどちらかに付きます。実車を見てどちら側に付けるか研究してみてください。(ページ最後に実車例を載せます)


<組み立て方 下回り>
これでタンク体の組立は完成。引き続き台枠の組立です。

まず台枠に乗っている、票差しと運用表示板を切り取ってください。
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「これらパーツが台枠に追加されます」

台枠塞ぎ板はデッキ上端にそろえて台枠側に接着します。

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「塞ぎ板取付後」

タンク体を載せると補強環とボルスタの間に台枠塞ぎ板がはまります。

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「ピッタリなので嵌めづらいですが、ちゃんとはまります。落ち着いて作業してください」


<組み立て方 塗装仕上げ>

タンク体、台枠の組立が終わったら塗装を行います。
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「黒塗装後、インレタ貼り付け」

太平洋の社名板はコンビニプリントで作成しました。詳しくはこちら

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「全部塗り終わりました」

ここまでくればあとは楽しい組立です。ここまで大変だったー!

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「エアスライド配管取付」

このタイプの目玉、エアスライド配管はエアタンクとブレーキシリンダを避ける向きで取り付けます。

取付けは吐出口を取りつける前に上の写真のようにタンク体へ貼り付けてください。

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「吐出口取付」

<完成!>

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「完成!!」

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「左:タイプD、右:タイプC」

ランボードの高さの違いに注目してください。


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「タイプC」
タイプDと比べてランボードの位置が低いです。

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「タイプD」
タイプDは小ハッチにつながる排気管の位置が車番によってまちまちです。

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「前から 左:タイプC、右:タイプD」
CとDで社名板の位置は同じため、ランボードの高さの違いが際立ちます。

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「上から 左:タイプC、右:タイプD」
デカハッチ周りのステップ形状もCとDで異なります。

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「左から、タイプA、B、C、D」
タイプA,Bは補強環なし、タイプC,Dは補強環ありですが、梯子の位置もタンク上から見てABは点対称、CDは線対称です。

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「上左:タイプA、上右:タイプC
 下左:タイプB、下右:タイプD」

いろんな種類のタキ1900を並べると三岐貨物編成のガチャガチャ感が出てきました。あとは金田の渡り板付きだけですね。

<実車例>
2007年坂祝での東藤原発送のタキ1900。この頃は小野田セメント表記です。

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「坂祝へはCT車も一緒に運用されていました 坂祝 2007/2」


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「タイプC タキ112169 富田 2019/6」

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「タキ112169 上の写真の反対側 富田 2019/7」
こちら側には排気管がハッチから降りていないのが分かります。

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「タイプC タキ112171 富田 2018/10」

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「タイプC タキ112174 坂祝 2007/2」

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「タイプD タキ111948 2005/10 東藤原」

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「タイプD タキ112159 2019/1 富田(排気管梯子側)」

このタキ112159と下のタキ112164、同じ富田から同じ排気管があるサイドを撮影しています。
この際に手ブレーキ側デッキが上の112159は右に、下の112164は左に来ており、車体の向きが逆になっているのが分かります。

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「タイプD タキ112164 2019/6 富田(排気管梯子と反対側)」

そして、デカハッチの開く向きが手前側か奥側かの違いもあり、デカハッチの開く向きは車体向きにそろっていることが分かり、排気管は必ずJR富田側から見えるサイドに向かって右側に降りてくるのが分かります。

この違いに対応するためタイプDでは排気管上部も別パーツ化して、再現できるようにしました。

しかーし!

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「タイプD タキ112160 2019/1 富田」

このタキ112160は排気管側から見てブレーキ側デッキが左に来るのですが、上のタキ112164とは異なりデカハッチが手前から開きます。

ということで再掲になりますが、タイプDの手ブレーキデッキが右に来るもの、左に来るもの(正向きと記載しています)を下記表から参考にしてください。

CDK車番対応表.jpg

ですが・・・

この番号通りに作っても気づく人はごく僅かでしょうし、
逆に言えば間違えていてもわかる人なんていないので、
気にせず好きなように作ればよいと思います(笑)


posted by つかさ at 13:40 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年06月11日

とまれみよ製品につきまして(再度のご周知)


・とまれみよ製品は3Dプリンタによる光造形レジン出力品です。

 すべてのパーツはサポートを取り外し、2次硬化まで済ませた状態でお届けしています。

 よってお手元に届いた状態からの太陽光などでの2次硬化は不要です。

 (追加の2次硬化は行わないでください。高靭性レジン製パーツはしなやかさが失われて折れやすくなることがあります

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「サポート外し後、2次硬化中のED5060デッキパーツ」

(なおこの説明文は、これが正解という話ではありません。色々なやり方がある中での「とまれみよ製品はこうしてください」という説明です。

他社様製品について言及するものではありません、それぞれの正しいやり方に従ってください。)


・また、保存は直射日光を避けて保存してください。
 (一般的な鉄道模型の保管と同じで構いません)


・水洗いレジンを材料にしているため、洗浄が必要な際は流水でサッと洗うだけにして、水に浸けて放置することはしないでください。



・2次硬化済みですので、自然にひび割れが起きたり反りが増えてバナナのようになるといったことは概ね起きません。ただし、強い力が掛かかり続けたりなどするとその限りではないためご注意ください。
 (気になる際はご相談ください、一部製品は初めから多少の反りを許容しているものもあります)


・また3Dプリント品は特に細いパーツはプラスチック製品と比較して折れやすく、
 強い力がかかると割れてしまうものもあります。組立途中にうっかり壊してしまうこともあると思います。


いずれにおいても、ご心配な点やご不明点はBOOTHのメッセージやメールなどでご相談ください。補修パーツを提供させて頂きます。

 info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp

その際には早い原因解明のためにも状態が分かる写真を一緒に添付していただけますよう、ご協力をお願い致します。




posted by つかさ at 10:21 | Comment(0) | とまれみよ販売所

2022年05月30日

PLUM201系を組む その3

前回のその2まででPLUMのキットとしては組立終わりました。

最終回、その3はライト点灯化です。

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「LED部分を開口」

テープLEDは庄龍鉄道さんのグランライトを利用しています。電子部品屋で一般的に売られている12vテープLEDと比べると、低電圧から明るく点灯するので愛用しています。

テープLEDはつり革を避けて車体屋根裏に仕込むことになるため、LEDの部分に穴を開けました。

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「点灯!」

ここで、車体の写真の右端にあるワニ口クリップ部分まで電線を通し、車体妻面裏に銅箔テープを貼り接点にします。

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「台車接点」

床板の端にも銅箔テープで接点を作っておき、車体をはめると先の車体側接点と接触して車体まで通電されます。

この方法は車体のはめあいがきっちりしているため、結構簡単で確実に通電してくれます。


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「床板の接点と通電」

台車と床板の接点は、台車側はあおそハウス製走行化キットに合わせ、0.3mm真鍮線で適当にばね状の接点を作り、車体の銅箔テープ接点と接触するようにしました。

最後に先頭車のライト点灯化です。
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ライト点灯化基板は中野のレベルアッパーで販売してる、T-CULBさんの201系ライトキットを用いました。

これのおかげでLEDの位置決めに苦慮することなく、気軽に行燈まで含めフル点灯させることが出来ました。


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「これにて本当に完成!」

尾灯の点灯に連動して乗務員室灯が点灯するようにしました。これはライトキットに無い機能なので、追加でLEDを仕込むことになりますが、効果的で気に入っています(とはいえUトレとかの完成品はあたりまえにそうなってるんですよね)

最後に走行シーンをご覧ください。
R550のカーブからのR720のS字も難なく安定して駆け抜けます。

これで人に自慢したくなる201系が出来上がりました (^ ^)



posted by つかさ at 21:09 | Comment(0) | [HO]201系(PLUM)