2022年05月23日

PLUM201系を組む その1

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PLUMの201系は「HOのプラキット」ということでぜひ組んでみたいと買ったのですが、しばらく放置してしまいました。

いつもの未完積み上げなのですが、2022年ゴールデンウイーク特にどこか出かけることも無く自分は有給突っ込んで10連休、家族は平日は仕事か学校ととーちゃん一人だけヒマを持て余しそうなので、10連休もあればほぼ完成するだろーってことで突然作り始めたのでした。
(結果は出かけたりしてあんまり作業できず、でも5月中には完成できました)

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「箱をあけました」

箱もでかいですが、ボリューム満点のランナーがガサガサ入っています。

さて組むか〜と思って開けたものの、説明書をよく読むと組立る前に塗装が必要な構成でした。
(つまり板キット感覚で言う「組立」はほぼ不要でいきなり塗装工程に入れる)

そんなわけで、組立方針は
 ・ほぼ素組でキットを活かし、手すりの真鍮線化は前面のみ
 ・ライト点灯化、室内灯点灯化

として、そこから作業手順を考えると
 1.車内塗装(室内灯点灯化すると車内がオレンジじゃ萎えるから)
 2.車外塗装(窓開口部を室内よりマスキングするため)
 3.屋根周り塗装組立
 4.室内塗装組付け
 5.床下組立塗装(これは何番目でもOK)
 6.車体全パーツ組立
といった流れです。

脳内会議が長くなりましたが、やっと作業開始します。

@車内塗装

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「そのまま室内灯を入れると透けます」

これだと室内灯を点灯させたらカッコ悪いので、内側から遮光を兼ねて銀色を塗ります。

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「銀を塗って」

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「透けなくなりました」

遮光なら黒でもいいのですが、ここで銀にしたのがミソで

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「室内ドア部分をマスキング」

室内のドアの大きさに合わせたマスキングシートを切り出してドアの位置に貼ることで、ステンレスのドアを表現しました。

ちなみに切り抜いたマスキングシートの大きさはそれっぽく、精密に位置合わせするが結構難しいため、マスキングシートを貼る位置もドアに合わせてだいたいで貼っています。(どうせ覗き込んだ時にドア部分が銀になっていればいい程度なので大外れしなければOKなのです(笑))

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「続いて乗務員室」

乗務員室扉も含めてドアの銀をマスキングしたら乗務員室の淡緑を塗ります。

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「淡緑部分をマスキング」

尾灯上の手すりだけは0.3mm真鍮線に交換しておきました。

ここで運行表示器部分に黒を塗るのが手順的にはオススメです、自分は塗り忘れていました。
またライトボックス部分は光源が近いので運行表示器と行先幕の側面が透けやすく、念入りに遮光の銀を吹いておいた方が良いです。

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「この写真は朱色1号を塗った後から黒を塗ったので、マスキング範囲が大きくなっちゃいました」

室内塗装の最後に車内デコラ板のクリームを塗りました。
(塗った写真を撮り忘れ(笑))

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「室内全塗装後のマスキング」

室内塗装が終わったら、開口部すべてに車内からマスキングを行い車体色(オレンジ)塗装に備えます。

A車外塗装

車体色の朱色1号はガイアカラーの朱色1号を用いました。4両編成には十分な量が入っています。
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「朱色1号塗装&内側マスキングはがし後」

ガイアの朱色1号は発色が良いのでサッと塗り終わりました。
車体色がそこそこ良いオレンジなので塗装無しでもいけるかな〜なんて思ってましたが、塗ってみるとやっぱり質感が全然違いますね。塗った方が断然カッコイイです。

ちなみに、妻窓のふさぎ板は側面ガラスパーツを入れる際に邪魔となるので、このタイミングでは接着してはいけません。(接着して難儀しました(汗))

車体を塗装したら、靴ズリに銀を塗装します。

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「靴ズリにマスキング」

銀のマーカーでサッと済ませたいところをグッと我慢してチマチマとマスキングしました。

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「靴ズリの銀、塗り終わり」
ブログだと写真2枚であっという間ですが、恐るべきめんどくささです。がんばって乗り越えましょう(泣

このあたりから細かい作業が続いて、ずいぶん手間かかったのに大して変化ないなぁと、手にかけた時間と完成度が比例しなくなってきます。

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「デカール貼り」
細かい表記入れが続きます。

車番は付属のデカールではなく世田谷総合車両センターさんの「668 201系電車メタリック車番(HO)中央線」を使いました。

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「戸当たりゴム」

戸当たりゴムはツイッターで教えてもらった 模型工房あとりえピクタさんの「PG-02ドアー付き当てゴム(ライトグレー)」を使いました。

細く切り出し済みの極薄シールを貼り付けるだけなのでかなり楽ちんです。

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「行燈裏側を開口」

車体塗装前に開けておけば良かったですね、ヒヤヒヤしながら塗装後に開口しました。
細かくドリルで穴を開けてから、ドリル穴をつなげて角穴を開けました。

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「裏側を開けておけば点灯化の準備は完了」

これで車体関係の工作は完了です。続いて床下と屋根周り、室内を作ります。

つづく・・・

posted by つかさ at 18:00 | Comment(0) | [HO]201系(PLUM)

2022年05月22日

TMSコンペ2021準佳作 & 鉄道模型趣味 2022年6月号掲載

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「TMS 2022/6 No.965 掲載とTMSコンペ帰還」

長らくTMSコンペに提出していた東武850型が手元へ無事帰ってきました。

なかなか帰ってこないな〜と思っていたら、今月のTMSに記事掲載というスーパーサプライズ付き!!

ちなみに、昨年あたりから始まったコンペの銘板、今まで受賞したコンペには無かったので嬉しいですね〜準佳作の賞状も今まで無かったかな。


ほんと頑張って作った甲斐がありました。応援頂いた皆様、ありがとうございます!
posted by つかさ at 22:48 | Comment(0) | [HO]東武850

2022年04月27日

ED5060がRMM誌に登場!!(RM MODELS 2022年6月号 No321) 

この度、RMモデルス誌の「宮下洋一昭和模型工作室」にてED5060を大々的に取り上げて頂きました!!

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「RMM No321」

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「紙面の様子も少しだけ」


内容は私と宮下さんとの対談でED5060製作の苦労話など、さらに宮下さんの製作レポも載っているので、これから作る方は是非参考にしてください。

それと宮下さん撮影の実車の写真もふんだんに掲載されていますので、完成後の編成例などにもとても参考になります。


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「取材時のワンカット」

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「スマホでスナップ」

取材当日は車両をもってスタジオへお邪魔したので、宣伝用に別カットをスマホでスナップさせてもらいました。

当たり前ながら、紙面に載ったプロ撮影の写真の綺麗さはため息が出ちゃうとともに、粗が見えてしまっていないか紙面の写真を見るのはドキドキです(汗

どんな内容かはぜひ、紙面をご覧ください〜





posted by つかさ at 18:20 | Comment(0) | 模型誌掲載

2022年04月10日

磨きツール3点セット

最近はとまれみよ販売所の製品紹介ページみたいになっているので、久しぶりにブログっぽいことでも書いてみる気になりました。

といっても、ED5060の積層痕磨きに便利なツールを見つけたのを紹介するので、また3Dネタかと言われればその通りなのですが(汗

ツールその1 電動ルーター

これは積層痕処理だけで無く持っていた方が良いです。

これで0.3mmドリルも刃が切れなくなるまで折れずに使い切れて、真鍮板もスイスイ穴あけ出来ちゃいます。

マジで手回しよりドリルを折る回数が格段に減りました。


自分が使っているのはこのドレメルのルーターです。ちなみに、その前は東洋アソシエイツのPT-αでした。

ポイントはどちらも3つ歯チャックがついており、0.3mmドリルを咥えることが出来るところです。

その2 3M ラジアルブリッスルディスク


名前は長いですが、研磨砥粒入りの特殊樹脂ブラシです。

前述のルーターに加えて撫でてやれば、どんどん表面がきれいになっていきます。(研磨が楽しくて削りすぎに注意)


で、これで研磨は十分なのですが、とにかく削り粉が出まくります。それも煙のような細かさのやつ。

さすがに吸ったら体に悪そうで、掃除機を抱えながら研磨してもやりづらい。そんな時見つけたのがコレ

その3 ネイルダストキャッチャー


安っぽいナリしてちょっとお高い。使ってみて使い物になりませんでした、ではちょっと困っちゃう価格なので買うのに勇気がいったのですが、使ってみて大金星!これがあれば安心して誇りまみれにならずに研磨が進みます。


ということで、ED5060を作るのに一番のネックだった積層痕処理が機械化して簡単になればほとんど完成したも同然ですね〜(言い過ぎ)
posted by つかさ at 00:02 | Comment(0) | 模型

2022年03月25日

HO ED5060(重連型・非重連)組立キット Ver.2



Ver.2として車体と屋根が改良品になりました。詳しくは下記リンクをご確認ください(2023/10/09)

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「左から、ED5082(重連型(後期))、ED5060(重連型)、ED5060(非重連)です」

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東武のED5060(重連型・非重連)を作るためのキットです。重連型はモデルワムで販売したものと中身は同じです。

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重連と非重連の違いは、デッキと床下配管のパーツだけで、それ以外は同じです。

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車体キットに封入している内容はそれぞれ1両分で以下の通りです。

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スクリーンショット 2022-03-21 002030.png


また、別途購入が必要な部品は以下の通りです。

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<ご注意>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この製品は水洗い光造形レジン成形品(2次硬化済み)です。 
壊れやすいため、取扱いに注意し、直射日光は避けて保管してください。
洗浄は通常不要ですが、洗浄は流水で行い1日以上日陰干しをしてください。
接着はゴム系接着材などをご利用ください。

(個人の趣味で作成しているもので、商品説明文中にある企業様とは何の関係もありません)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

製品への問い合わせはこちらのアドレスへメールでお願いします。

info.tomaremiyo.net@tomaremiyo.sakura.ne.jp




車体キットの他にも別売りパーツ類として以下のものを作成しました。





・インレタ:1枚で2両分あります
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・後期型屋根
  ED5071〜5073(非重連)、ED5081〜5083(重連)を作る際に利用します。
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左がキット付属のまま、右が後期型屋根を使ったものです。
後期型屋根はランボードの足が隠れており、パンタ台の足の向きが異なります。

・前面窓用はめ込みガラスパーツ:1両分です。
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「中華CNC製切削品なので精度はイマイチです」

 はめ込み易い段差付き切り抜き窓パーツです。膜状になっている部分をニッパーで摘まんで折り取ってください。(間違えて段付き部分を切り落とさないように気を付けてください)

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「段付き部は切り取らないようにしてください」

・室内機器とLEDステー:ライト点灯化の補助にも使えますが、点灯化方法は各自工夫してください。
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 車体の中にハマるようになっています。DCC化もやり易いかも?(サウンドデコーダーとシュガーキューブが入るくらいのスペースは確保したつもりですが、試してないのでうまくいくか不明です)

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私はこんな具合に配線してみました。やり易い方法で試してみてください。

取付には向きがあります。
扉付きの機器ロッカー?が屋根のモニターの下に来る向きで取り付けます。
配管の逃げの切り欠きも車体左右で大きさが異なるので、よく確認してはめてください。

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モデルワムさんからお店にある実車の写真アルバムから何点か写真をお借りしました。

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ED5070と砂利ホキ8両で両端にヨがいます。車掌車は緑と茶色なのもいいですね〜
奥にはホキ3500(おそらく日立セメント)が7両程度とヨがついた編成も止まっているのが分かります。

このED5070までは非重連をそのまま組めば作れます。

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ED5071牽引のタキ11500(住友セメント)6両と茶色のヨです。
このED5071からランボードとパンタ台が変わりました(後期型屋根パーツで再現できます)

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同様に非重連後期型(ED5073)の屋根写真です。ED5070の写真と見比べてみてください。

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最後はED5062とED5065の重連トキ編成です。




posted by つかさ at 22:19 | Comment(0) | とまれみよ販売所