2022年05月27日

PLUM201系を組む その2

前回のその1では、下の1と2まで進みました


ここまでできれば、この後の
 3.屋根周り塗装組立
 4.室内塗装組付け
 5.床下組立塗装(これは何番目でもOK)
 6.車体全パーツ組立
は進みは意外と早いです。

B屋根周り組立

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「まずはベンチレーターから」

ベンチレーターは外装と内部の羽部分とが別パーツになっています。ここで頂けないのはランナーゲート。
外装側面にブっささってるため、ランナーバリ取り必至。

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「切り出してバリ取り×24個」

アンダーゲートだったらランナーに付いたまま塗装して切り出せばいいのに、なんでこうしちゃったの〜とブツブツ文句を言いながら、チマチマと作業を進めました。ああめんどくさい。

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「続いてパンタグラフ」

なんとも珍しい(というか、鉄道模型キットにはありえない)プラスチック製組立パンタ。

これをIMONパンタにすれば当然すっきりして一段カッコイイ201系になるのは分かりきっているのですが、ここであえてこのパンタを使ってみることに。自分にはチープな車体も高級パンタを載せれば見違えるという教義があるのですが、今回は敢えて不適用です。

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「組立ました」

組立を塗装前にするか塗装後にするか悩んだ末に、組立に一部接着が必要なので組立してから塗装することにしました。

自分でパンタを組み立てるのってのは面白いですね。

プラ製パンタなので多少線は太いですが、塗装して屋根に乗っければ悪くないです。

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「屋上機器各種塗装」

 ・屋根:GM No.35 ダークグレー
 ・ベンチレーター、パンタ、避雷器、他:GM No.9 ねずみ色1号
 ・クーラー:クレオス No.8 銀

この辺りの塗料のチョイスはさほどこだわり無く、GM板キット組立のド定番チョイスにしてみました。
(と偉そうに書いているが、手持ち塗料で済ませただけ)

ちなみに、屋根板にパーティングラインが出ているのですが、これはちゃんとやすりで処理するのがオススメです。なお自分はやってません(笑)


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「ヲタクはすぐに組立たくなる」

塗装が終わったら屋根に各種機器を組付けます。屋根を載せるとテンションあがりますね〜

C室内塗装組付け

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「窓サッシを塗ります」
窓サッシの銀は結構量が多くて、更にはみ出すと目立つので結構手間が掛かります。

エアブラシだと全面マスクしなきゃいけなくてそれも大変なので、ここは横着してマッキーの銀で色を塗りました。だけど、はみだしは避けなくてはいけないので、サッシの上下はマスキングしました。

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「ライトリム」
ライトリムも銀を塗ります。ここは目立つのでガンダムマーカーのメッキシルバーを使ってみました。

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「運転台」
運転台は乗務員室の淡緑よりも濃い緑がしていされています。ここはたまたま寄ったボークスで気になったファレホを使ってみました。

水性塗料で使いやすく発色が良いので、今後のワンポイント色差しはこれを愛用しても良さそうです。

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「窓ガラスはめ込み」
窓ガラスに広告デカールを貼ったら(と簡単に書いてますが、量が多くて大変!しかも少し大きめなので、アフターパーツのインレタを使っても良さそうです)窓を車体に取付けます。

ここで注意点、窓ガラスのランナーバリ取りはきれいに取らないと、窓ガラスに隙間が出来て屋根がハマらなくなります。

また、妻板の窓塞ぎ板も側面窓ガラスを取り付けた後に取付けるので、塗装時に固定しないようにしましょう(私はやらかしました)

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「つり革取付」
窓ガラスをはめたら室内屋根につり革を取り付けます。つり革は手抜きの銀一色です。

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「手すり組立」

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「座席と手すり」
座席は未塗装で肘掛部分に銀をペンで塗っただけです。まぁ覗き込まなきゃ見えないもんね

D床下組立塗装

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「あおそハウス製走行化パーツ」

走行化パーツは現在休止中のあおそハウス製を使っているので、あまり参考になりません。

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「走行化パーツ組付け終わり」

この後黒塗装です。

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「TR231」
このキットの大きな特徴でもある台車のディティールを損なうことなく走行化できる、このパーツはとても優秀ですね

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「ディスクブレーキもこの通り」
車輪と一緒に開店するディスクブレーキのパーツも入っているので、TR231のカッコイイ事この上なしです。

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「パワトラ」
パワトラにはDT46の台車枠を取り付けられます。パワトラを付けないDT46はモータとギアボックスまで再現されます。

あおそハウスすげえな!(ステマ)

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「床板を作ります」
パワトラを付けない床板は製品のままです。ちょっと前の真鍮製品よりディティールフルでいいですね。

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「このCP!」
配管も程よく再現されてます。

E車体全パーツ組立

さあ、いよいよ201系を完成に向かって組立です。

といっても、窓ガラスと屋根が組み付いた車体へ、室内と床板を組み付けるだけ。室内は手すりを折らないように気を付けながらねじ込みます。

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「じゃじゃーん!!」

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「見て!この足回り!」

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「201系がちゃんとカッコイイです」

カッコイイ201系がちゃんと完成しました。

完成したのに似てなくて・・なんてこと、一切ありません。これ重要。

1万円ちょっとでこんなにカッコイイ201系が作れるキット、素晴らしいじゃないですか〜

PULMさんサマサマです。これからもこんなカッコいいキットがどんどん出てきてほしいですね
(209系は台車のディティールがオミットされているのがちょっと寂しいなぁ)


そんな訳でキットとしては完成です。このあとその3ではいよいよ電飾です。

posted by つかさ at 21:17 | Comment(0) | [HO]201系(PLUM)

2022年05月23日

PLUM201系を組む その1

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PLUMの201系は「HOのプラキット」ということでぜひ組んでみたいと買ったのですが、しばらく放置してしまいました。

いつもの未完積み上げなのですが、2022年ゴールデンウイーク特にどこか出かけることも無く自分は有給突っ込んで10連休、家族は平日は仕事か学校ととーちゃん一人だけヒマを持て余しそうなので、10連休もあればほぼ完成するだろーってことで突然作り始めたのでした。
(結果は出かけたりしてあんまり作業できず、でも5月中には完成できました)

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「箱をあけました」

箱もでかいですが、ボリューム満点のランナーがガサガサ入っています。

さて組むか〜と思って開けたものの、説明書をよく読むと組立る前に塗装が必要な構成でした。
(つまり板キット感覚で言う「組立」はほぼ不要でいきなり塗装工程に入れる)

そんなわけで、組立方針は
 ・ほぼ素組でキットを活かし、手すりの真鍮線化は前面のみ
 ・ライト点灯化、室内灯点灯化

として、そこから作業手順を考えると
 1.車内塗装(室内灯点灯化すると車内がオレンジじゃ萎えるから)
 2.車外塗装(窓開口部を室内よりマスキングするため)
 3.屋根周り塗装組立
 4.室内塗装組付け
 5.床下組立塗装(これは何番目でもOK)
 6.車体全パーツ組立
といった流れです。

脳内会議が長くなりましたが、やっと作業開始します。

@車内塗装

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「そのまま室内灯を入れると透けます」

これだと室内灯を点灯させたらカッコ悪いので、内側から遮光を兼ねて銀色を塗ります。

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「銀を塗って」

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「透けなくなりました」

遮光なら黒でもいいのですが、ここで銀にしたのがミソで

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「室内ドア部分をマスキング」

室内のドアの大きさに合わせたマスキングシートを切り出してドアの位置に貼ることで、ステンレスのドアを表現しました。

ちなみに切り抜いたマスキングシートの大きさはそれっぽく、精密に位置合わせするが結構難しいため、マスキングシートを貼る位置もドアに合わせてだいたいで貼っています。(どうせ覗き込んだ時にドア部分が銀になっていればいい程度なので大外れしなければOKなのです(笑))

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「続いて乗務員室」

乗務員室扉も含めてドアの銀をマスキングしたら乗務員室の淡緑を塗ります。

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「淡緑部分をマスキング」

尾灯上の手すりだけは0.3mm真鍮線に交換しておきました。

ここで運行表示器部分に黒を塗るのが手順的にはオススメです、自分は塗り忘れていました。
またライトボックス部分は光源が近いので運行表示器と行先幕の側面が透けやすく、念入りに遮光の銀を吹いておいた方が良いです。

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「この写真は朱色1号を塗った後から黒を塗ったので、マスキング範囲が大きくなっちゃいました」

室内塗装の最後に車内デコラ板のクリームを塗りました。
(塗った写真を撮り忘れ(笑))

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「室内全塗装後のマスキング」

室内塗装が終わったら、開口部すべてに車内からマスキングを行い車体色(オレンジ)塗装に備えます。

A車外塗装

車体色の朱色1号はガイアカラーの朱色1号を用いました。4両編成には十分な量が入っています。
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「朱色1号塗装&内側マスキングはがし後」

ガイアの朱色1号は発色が良いのでサッと塗り終わりました。
車体色がそこそこ良いオレンジなので塗装無しでもいけるかな〜なんて思ってましたが、塗ってみるとやっぱり質感が全然違いますね。塗った方が断然カッコイイです。

ちなみに、妻窓のふさぎ板は側面ガラスパーツを入れる際に邪魔となるので、このタイミングでは接着してはいけません。(接着して難儀しました(汗))

車体を塗装したら、靴ズリに銀を塗装します。

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「靴ズリにマスキング」

銀のマーカーでサッと済ませたいところをグッと我慢してチマチマとマスキングしました。

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「靴ズリの銀、塗り終わり」
ブログだと写真2枚であっという間ですが、恐るべきめんどくささです。がんばって乗り越えましょう(泣

このあたりから細かい作業が続いて、ずいぶん手間かかったのに大して変化ないなぁと、手にかけた時間と完成度が比例しなくなってきます。

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「デカール貼り」
細かい表記入れが続きます。

車番は付属のデカールではなく世田谷総合車両センターさんの「668 201系電車メタリック車番(HO)中央線」を使いました。

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「戸当たりゴム」

戸当たりゴムはツイッターで教えてもらった 模型工房あとりえピクタさんの「PG-02ドアー付き当てゴム(ライトグレー)」を使いました。

細く切り出し済みの極薄シールを貼り付けるだけなのでかなり楽ちんです。

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「行燈裏側を開口」

車体塗装前に開けておけば良かったですね、ヒヤヒヤしながら塗装後に開口しました。
細かくドリルで穴を開けてから、ドリル穴をつなげて角穴を開けました。

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「裏側を開けておけば点灯化の準備は完了」

これで車体関係の工作は完了です。続いて床下と屋根周り、室内を作ります。

つづく・・・

posted by つかさ at 18:00 | Comment(0) | [HO]201系(PLUM)

2022年05月22日

TMSコンペ2021準佳作 & 鉄道模型趣味 2022年6月号掲載

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「TMS 2022/6 No.965 掲載とTMSコンペ帰還」

長らくTMSコンペに提出していた東武850型が手元へ無事帰ってきました。

なかなか帰ってこないな〜と思っていたら、今月のTMSに記事掲載というスーパーサプライズ付き!!

ちなみに、昨年あたりから始まったコンペの銘板、今まで受賞したコンペには無かったので嬉しいですね〜準佳作の賞状も今まで無かったかな。


ほんと頑張って作った甲斐がありました。応援頂いた皆様、ありがとうございます!
posted by つかさ at 22:48 | Comment(0) | [HO]東武850

2022年04月27日

ED5060がRMM誌に登場!!(RM MODELS 2022年6月号 No321) 

この度、RMモデルス誌の「宮下洋一昭和模型工作室」にてED5060を大々的に取り上げて頂きました!!

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「RMM No321」

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「紙面の様子も少しだけ」


内容は私と宮下さんとの対談でED5060製作の苦労話など、さらに宮下さんの製作レポも載っているので、これから作る方は是非参考にしてください。

それと宮下さん撮影の実車の写真もふんだんに掲載されていますので、完成後の編成例などにもとても参考になります。


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「取材時のワンカット」

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「スマホでスナップ」

取材当日は車両をもってスタジオへお邪魔したので、宣伝用に別カットをスマホでスナップさせてもらいました。

当たり前ながら、紙面に載ったプロ撮影の写真の綺麗さはため息が出ちゃうとともに、粗が見えてしまっていないか紙面の写真を見るのはドキドキです(汗

どんな内容かはぜひ、紙面をご覧ください〜





posted by つかさ at 18:20 | Comment(0) | 模型誌掲載

2022年04月10日

磨きツール3点セット

最近はとまれみよ販売所の製品紹介ページみたいになっているので、久しぶりにブログっぽいことでも書いてみる気になりました。

といっても、ED5060の積層痕磨きに便利なツールを見つけたのを紹介するので、また3Dネタかと言われればその通りなのですが(汗

ツールその1 電動ルーター

これは積層痕処理だけで無く持っていた方が良いです。

これで0.3mmドリルも刃が切れなくなるまで折れずに使い切れて、真鍮板もスイスイ穴あけ出来ちゃいます。

マジで手回しよりドリルを折る回数が格段に減りました。


自分が使っているのはこのドレメルのルーターです。ちなみに、その前は東洋アソシエイツのPT-αでした。

ポイントはどちらも3つ歯チャックがついており、0.3mmドリルを咥えることが出来るところです。

その2 3M ラジアルブリッスルディスク


名前は長いですが、研磨砥粒入りの特殊樹脂ブラシです。

前述のルーターに加えて撫でてやれば、どんどん表面がきれいになっていきます。(研磨が楽しくて削りすぎに注意)


で、これで研磨は十分なのですが、とにかく削り粉が出まくります。それも煙のような細かさのやつ。

さすがに吸ったら体に悪そうで、掃除機を抱えながら研磨してもやりづらい。そんな時見つけたのがコレ

その3 ネイルダストキャッチャー


安っぽいナリしてちょっとお高い。使ってみて使い物になりませんでした、ではちょっと困っちゃう価格なので買うのに勇気がいったのですが、使ってみて大金星!これがあれば安心して誇りまみれにならずに研磨が進みます。


ということで、ED5060を作るのに一番のネックだった積層痕処理が機械化して簡単になればほとんど完成したも同然ですね〜(言い過ぎ)
posted by つかさ at 00:02 | Comment(0) | 模型